映画のネタバレあらすじを結末まで解説映画「トリプル9 裏切りのコード」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。 映画『トリプル9 裏切りのコード』のネタバレあらすじ結末と感想。トリプル9 裏切りのコードの紹介:2015年アメリカ映画。犯罪組織と手を組む現職警官。発信された緊急コード、トリプルナインは罠なのか、それとも本物か。猜疑心が巧みに描かれるサスペンス。 映画「トリプル9裏切りのコード 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。トリプル9裏切りのコード のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。 ここからは映画「トリプル9 裏切りのコード」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。目次 アトランタの犯罪組織、ラッセル、ゲイブ兄弟とマイケルは新しく現職の警官のマーカスとフランコを仲間にする。彼らはロシアマフィア、ヴァシリが収監されてから彼の妻イリーナからの依頼を受け、富豪のペトロフの貸金庫のある銀行を襲った。しかしイリーナによればさらに政府機関に押収されたデータファイルが必要だと言う。無報酬でさらなる依頼をされたことを渋ると、ラッセルがイリーナの手下によって死にかけにされてしまった。一方、警察ではジェフ・アレン刑事が部下のリンと、この強盗事件の監視映像から犯人たちは軍の訓練を受けた者の仕業だと見当をつけた。警察間でもあるフランコは、999(トリプルナイン)という警官が殺された時に、全警官達が犯人を補足するべく現場に急行する暗号を使い、気をそらさせている間にイリーナの望むファイルを強奪しようと言い出した。しかしそれには現職の警官を殺害することが必要不可欠だった。 ロシアマフィアと同じくして幅を利かせているラテン系の麻薬カルテル組織の大物たちが、三人殺された。犯人はイリーナとはじめとするロシアマフィアだった。マーカスは新たな相棒クリスと組み、カルテル関係者の住む住宅地で聞き込みを開始するが、住民たちは自分たちに濡れ衣が着せられると気が立ち、今まで比較的治安のよい所を担当していたクリスは早速彼らと乱闘をしてしまった。元警備員でイリーナの妹エレナとの間に息子もいるマイケルは、自分のエレナと息子のためにも早くこの件に方をつけ、イリーナと手を切りたかった。しかし、エレナと息子のフェリックスはイリーナによって海にほど近いリゾートへ連れて行かれ帰国如何はイリーナの機嫌次第となり、マイケルはさらに焦った。ジェフ・アレンは、強盗犯の身のこなしから彼らが軍・警察関係者だと目星をつけ、銃撃戦の末見つけた彼らの隠れ家から、ゲイブが不信発砲で免職となった警官であると言うことと、マイケルが元警備員、そしてすでに死亡しているラッセルは過去に不法武装で起訴されかけたが、証人たちが全員死亡してしまったために、不起訴になった事件の関係者という事実に行き当たる。そしてゲイブを監視していると、偶然にも、クリスの家に辿り着いた。そこでアレンは現職警察が事件に関わっているのではないかと直感した。 計画遂行の日、マーカスはクリスを情報提供者に会うと理由をつけ、今は廃墟の公営住宅の中に共だった。そしてひそかに撃つためにクリスを一人にしてその廃墟中を歩かせた。しかしクリスは途中で出会った男に狙われている事を知らされてしまう。するとそこに現れたマーカスとその男が相撃ちになり当初の計画とは異なるが、クリスによってマーカスが打たれたと999が発信される。999が発信されたのを見計らって政府機関DHSのビルにマイケルとフランコが入り、警備員たちに起爆装置をつけながら目的のものを探した。そのビルから発せられた警報に、アレンは部下のリンに現場に急行するように言いつける。それに気づきつつ、三ケル達は人質を一人見せしめに足を吹き飛ばしながら、金庫を開け目的のものを強奪した。しかし外に出て人質が自分たちから離れ車で逃走しようとすると、少ないながら配備された警官に一斉射撃を受けた。その車の中から、フランコはアレンに999の発信現場に今から向かうと連絡を入れた。 集合住宅でクリスは保護され、マーカスは一命こそ取りとめたものの、頭に銃弾が残り昏睡状態だった。本格的に現職警官の関与を疑い始めたアレンはリンに初めの銀行強盗の際に指紋検査をした警官で、本件に関わっている人物が誰か洗い出すように頼んだ。マイケルは、息子へのプレゼントを持ってイリーナに強奪したものを渡しに行った。札束の入った鞄を投げてよこした彼女は中のファイルを確かめると、手下に銃を突きつけさせ、二度とエレナとフェリックスを探さないようにと釘を刺しプレゼントの中身だけを持って去っていった。彼らが離れていくのを確認するとプレゼントの中に仕込んだ爆弾を遠隔操作で爆発させた。そして自分の車を発進させ、爆発し燃えている車を横目に走った。するとやってきたフランコが、マーカスはまだ息をしているとだけ言って、マイケルの頭を撃った。クリスはマーカスと相撃ちになり死んだ男の所持品から、集合住宅の住所の書かれたメモを発見する。そこで初めて不思議に思った彼は、マーカスと聞き込みに行った時に出会った少年から、相撃ちなった男とマーカスはもともと知り合いで、マーカスが自分を殺す気だったと、気づいた。始めの銀行強盗の四人の男のうち、マイケル、ゲイブ、マーカス、の三人は分かったが、最後の一人がわからないまま、マーカスの見舞いに来ると、クリスの調書を取らなければならないと迎えに来た。そしてエレベーターに乗ると、アレンからの電話で、フランコが四人目だったと知る。エレベーターを降りた二人はそれぞれの車に乗り込んだ。そこで初めて、フランコは自分の車の後部座席にアレンが乗っていることに気づく。咄嗟に持っていた銃で相撃ちになる二人の銃声を聞いたクリスは、倒れたフランコの頭に押され鳴り響くクラクションの中、再び999を発信した。腹を撃たれたアレンは不敵に笑っていた。 作中、999の緊急コードはクリスによって二回鳴らされる。一度目は、はめられかけた罠が原因で。二つ目は彼を殺そうとした集団の最後の一人が死亡したと言う理由で。この二回のコード発信はくしくも殺され役に選ばれていたクリスによって発信されていると言うのが、なんとも皮肉だと思う。しかしこの世に正当化できる犯罪など何一つなく、報復は報復の連鎖を際限なく生み続けるマイケルと、フランコのように怨恨など関係なく無感情で容易に人を殺害できる人間を対称的に描いている。 トリプル9 裏切りのコードの概要:マイケルは仲間と共に銀行強盗を行った。盗んだ物をロシアン・マフィアのボスに渡すが、金の支払いを拒否される。金を支払う条件は、もう一度仕事を行うことだった。マイケル達は嫌がるが、仲間の1人を殺され脅されてしまう。 トリプル9 裏切りのコードの概要:マイケルは仲間と共に銀行強盗を行った。盗んだ物をロシアン・マフィアのボスに渡すが、金の支払いを拒否される。金を支払う条件は、もう一度仕事を行うことだった。マイケル達は嫌がるが、仲間の1人を殺され脅されてしまう。目次※配信情報は2020年4月現在のものです。配信状況により無料ではない場合があります。ジョージア州、アトランタ。男達はファーストシティ銀行で強盗を行っていた。4人の男(マイケル・マーカス・ゲイブ・フランコ)が銀行に押し入り、1人の男(ラッセル)が外で警察の無線を傍受しながら指示を出していた。マイケル達は無事に強盗を成功させ、ラッセルとは別の用意していた車に乗って逃走した。しかし、途中で盗んだ金についていた防犯用の煙が爆発してしまう。それは、ゲイブが欲を出して盗んだ物だった。マイケル達は自分達が乗っていた車に爆弾を設置すると、男から車を奪って逃走した。マイケル達はゲイブを激しく非難した。だが、ゲイブはもし盗みが成功していれば自分を称えたはずだと、堪えた様子はなかった。ラッセルはそんな弟を心配するが、ゲイブは煩わしそうにするだけだった。その後、マイケルはラッセルを連れ、マフィアの男に銀行から盗んだ物を渡しに行った。アレン刑事はファーストシティ銀行の現場を確認し、捜査を行っていた。強盗犯が盗んだ金庫は、ロシア人の富豪であるディミトリ・ペトコフのものだった。しかし、ディミトリの家族は金庫の中身については何も知らなかった。アレンの甥のクリス刑事が、ギャング対策班に新たに赴任してきた。マーカスはクリスと相棒を組むことになった。マイケルはボスのイリーナの元に金を受け取りに行くが、もう一仕事しないと払えないと断られる。しかも、妹のエレナがマイケルと交際をしていることも快く思っていないらしく、嫌味を言われる。マイケルが反論しようとしていると、別室にFBI捜査官が来ているのが見えた。FBI捜査官が何の用で来ているのか尋ねるが、イリーナは答えようとはしなかった。イリーナは刑務所に収監されている夫のヴァシリに、マイケルが次の仕事を嫌がっていることを話した。ヴァシリはファイルを盗み出さないと刑務所から出られないため、何としてでも仕事をさせるように伝えた。マイケルは仲間を招集したが、ラッセルの姿がなかった。先に、マーカス達に金が支払われないことと、次の仕事を頼まれたことを話した。マーカス達が仕事を手伝うのを嫌がっていると、ラッセルの車が来たが、壁にぶつかりクラクションが鳴り響いた。異変を感じて見に行くと、ラッセルは手を縛られ、瀕死の状態で運転席に座っていた。マイケルはラッセルを楽にするため、断腸の思いで射殺した。マイケルはマーカス達に、次の仕事の話をした。国土安全保障省の中から目的の物を盗み出すことなのだが、イリーナは何を狙っているのかは話さなかった。警備員の数は不明だが、SWATのような戦術部隊がいることは間違いなかった。最低でも盗み出すのに10分は必要だが、3分で警察はやって来てしまう。フランコは“コール999”を使う案を提案した。マーカスはクリスと共にギャングの遺体の身元を確認するため、現場へと向かった。そこで、身元についてマーガスがフランコに話をしていると、聞き込みをしていたクリスが問題を起こしてしまう。マラというギャングの幹部を捜査妨害で逮捕したのだ。マーカスは誰も話さなくなると叱るが、クリスは仕事をしただけだと取り合わなかった。マイケル達は仕事についての段取りを話し合った。“コール999”は警察官が襲撃されたことを意味し、その連絡が入ると警察官達は皆襲撃現場へと向かうことになっていた。そして、犯人を捜すのに警察官達は躍起になるため、他の現場に手が回らなくなるのだ。マイケル達は“コール999”を使う方向で話を纏めるが、マーカスは仲間の警察官を殺すことに戸惑いを感じていた。マイケル達は話し合い、クリスを標的にすることを決める。しかし、ゲイブは兄ならもっといい作戦を立てたのではないかと、今回の作戦に尻込みをしていた。マイケルはやる気のないゲイブを怒鳴り、家へと帰した。その頃、アレンは情報屋から、銀行強盗をした男(ゲイブ)と話した娼婦の話を得ていた。マイケルはイリーナに、息子とエレナを人質に取られる。息子達はただリゾートに遊びに行っているだけだと思っているが、帰国できるかどうかの決定権はイリーナが握っているのだ。アレンは部下と共にゲイブの家を監視した。身元も判明し、3年前に辞めた警察官だと発覚する。何度も問題を起こし、不審な発砲を行って免職したのだ。アレンは薬物容疑でゲイブの恋人の娼婦を逮捕し、釈放する代わりに、ゲイブの情報を求めた。娼婦はマイケルが仲間にいることと、ラッセルが先日亡くなったことを話した。アレンはゲイブがとある家の前にいるとの情報を受け、急いで現場へと急行した。そこは、クリスの家だった。アレンがクリスの無事を確認して安堵していると、マイケルについて部下から連絡が入った。マイケルとラッセルはブラックウォーター社の元警備員で、マイケル達は武装強盗を行い起訴されていた。しかもそれには、ロシアン・マフィアのヴァシリが絡んでいた。しかし、証人4人が消えて、起訴は取り消されていた。上司からの指示で、アレンはイリーナを見張ることになった。マイケルはフランコから連絡をもらい、ゲイブが警察に見張られていることを知る。娼婦の泣く声を聞かせながら、ゲイブに街から消えるよう脅した。アレンはゲイブを見失ってしまい、途方に暮れた。マイケルも家には現れず、イリーナも判事から令状が下りず捜査ができなかった。マーカスは情報提供者に会うと偽り、クリスを廃墟へと連れて行った。クリスが廃墟の中を彷徨い歩いていると、男(ゲイブ)に出会った。ゲイブから命を狙われていると警告された瞬間、後ろから突然発砲される。クリスは無事だったが、ゲイブは流れ弾に当たって重傷だった。ゲイブは最後の力を振り絞ってマーカスの頭を撃った。ゲイブもマーカスに撃たれて亡くなってしまう。クリスはマーカスが撃たれたため、“コール999”を無線で伝えた。マイケル達はマーカスが撃たれたことは知らないまま、“コール999”を無線で聞き、国土安全保障省に侵入した。その頃、アレンは同僚からクリスが襲撃されたと聞き、現場へと急いでいた。途中で国土安全保障省が襲撃されたと無線連絡が入るが、そちらは他の者に任せてクリスの元へと急いだ。マイケル達は目当ての物を盗み出すが、外のスナイパーが既に待機しており、発砲される。何とかその場から逃げ出すが、マイケルは手を撃たれていた。その後、フランコは何食わぬ顔で“コール999”の現場に行き捜査を行うが、スナイパーに撃たれた傷が癒えておらず不恰好な歩き方になってしまう。アレンはその様子に違和感を覚える。マイケルは盗んだ物をイリーナに渡した。しかし、そこに息子とエレナの姿はなかった。イリーナはお金を持って消えるようマイケルを脅し、マイケルが持っていた息子へのプレゼントを持って、その場を去っていった。マイケルは起爆装置を作動させた。息子へのプレゼントの中身は、爆弾だったのだ。マーカスは一命を取り留めるが、脳が腫れて弾が摘出できない状態だった。フランコはマイケルの元に行くとそのことを告げ、油断している隙に射殺して金を奪った。クリスはマーカスの所持品から事件を洗い直し、自分を狙っていたことを知る。マーカスとゲイブはかつて同じ管区の配属で顔見知りだったのだ。そのことをアレンに教えた。アレン達は娼婦が殺されていたことを知り、もう1人警察官の仲間がいることを知る。遺体発見時に指揮を執っていたのはフランコだった。アレンがそのことをクリスに伝えるが、クリスはちょうどフランコと一緒にいるところだった。クリスは警戒しながらフランコと別れ、自分の車に乗り込んだ。フランコも自分の車に乗り込むが、後ろ座席にはいつの間にかアレンが座っていた。フランコの車の中で銃声が鳴り響いた。フランコはハンドルに体を預けるように倒れ、アレンも腹を撃たれて血を流した。クリスは無線で“コール999”を連絡した。よくある銀行強盗を題材にした映画だがアクションと登場人物に華があり面白い。序盤こそ登場人物が次々と現れストーリーを見失いそうになるが、キャラクターがそれぞれしっかりしているために混乱はすぐにおさまる。このあたり全体に目が届いており監督の力量は高いと感じた。観て損はない映画だと思うが、似たような映画が多くある中では優等生ではあるが突出した印象は残せないかなという感想。(男性 30代)この記事をシェアする