「週刊文春」7月2日発売号が報じた「テラスハウス」(フジテレビ系/Netflix)のやらせ疑惑。自ら命を絶った木村花さん(享年22)の母・響子さん(43)が、7月15日、BPO(放送倫理・番組向上機構… 当時人気番組だったテラスハウス。二年間以上続いた番組ですからその間に、何かしらそんなリアルな夜の裏側があったとしても、全く不思議ではありません。見知らぬ男女6… 女子プロレスラー・木村花の傷ましい死によって注目され、その実態が次々と暴露されている「テラスハウス」。果たして、「テラスハウス」に台本はあったのだろうか。そして、木村花は演出の犠牲者だったのだろうか。「テラスハウス」の実態を関係者の証言から検証していきたい。 トレンド情報について気まぐれに発信していきますMenuSidebarPrevNextSearch木村花の突然の死によって放送休止を余儀なくされている「テラスハウス」。木村花の自殺はメディアでもセンセーショナルに報道されており、関係者の口からも「テラスハウス」の撮影現場の実態が次々と暴露されている。ここでは、すでに打ち切りの可能性が濃厚の「テラスハウス」の実態についてひとつひとつ検証していこう。リアルすぎる「恋愛ドキュメンタリー」として人気だった「テラスハウス」。はからずも、木村花の死をきっかけに撮影現場の実態が明らかにされることとなった。台本なしの恋愛ドキュメンタリーであるはずの「テラスハウス」だが、関係者の証言によると実際にはところどころにスタッフによる演出があり、特にカメラワークや出演者の立ち位置については撮影前に細かく決められていたという。冷静に考えれば、「テラスハウス」も実態としてはフィクションであることに変わりはなく、出演者の言動にある程度の演出がくわえられているのは自然なことなのかもしれない。「テラスハウス」の見どころのひとつであったケンカシーン。出演者同士の言い争いや罵り合いがリアルすぎると動画でも話題になっていたが、一連のケンカシーンもヤラセだった、というのが実態らしい。もちろん、リアルなケンカも実態としてはあったようだが、半分程度はスタッフによる台本であり、「テラスハウス」という物語をより盛り上げるための仕掛けだった、というのがリアルな実態のようだ。「テラスハウス」の実態については、これまでにも出演者の口から次々と暴露されていた。「キッチンが汚い」ということについては誰もが認める実態であり、誰ひとりとしてまともに掃除をしないため、夏場の時期には虫がわくこともめずらしくなかったという。汚いのはキッチンだけではない。共同で使用するバスルームも異常なまでの汚さであり、Twitterなどで公開された動画に対しては「テラスハウス」のファンからも「汚いにもほどがある」などと批判の声が寄せられた。「テラスハウス」については初期の段階から、おぎやはぎなどの毒舌芸人が「頭おかしい人が出る番組でしょ」などと揶揄していた。「頭おかしい」という表現は芸人特有のジョークだったとしても、木村花の死によって「テラスハウス」の実態が暴露されている今、それらの指摘はある意味で的を射ていた、という気もする。木村花の死によって実態が暴露されている現在もなお、関係者は口をそろえて「テラスハウスに台本はなかった」と語っている。確かに、はっきりとした形での台本はなかったのかもしれないが、立ち位置やカメラワークなど、ところどころでスタッフによる演出が介入しているのは自明の事実であり、実態としては台本にかぎりなく近いものが存在していた、と言えるだろう。「テラスハウス」の実態を検証するうえで、木村花の一件をはずすわけにはいかない。木村花もまた、「テラスハウス」の犠牲者になってしまったのだろうか。女子プロレスラーとして、リングでもヒールを演じていた木村花。「テラスハウス」でもリングさながらのヒールとして振る舞い、視聴者から度々批判にさらされていた。しかし、木村花はあくまでもプロのレスラーであり、あくまでもキャラクターのひとつとしてヒールを演じていたにすぎない。そんな彼女に対し、「テラスハウス」のスタッフはリングで見せるようなヒールの役回りを強要し、彼女が少しでも素の自分を見せようものなら容赦なく撮り直しを要求することもあったようだ。本来、リアルな姿を見せあうはずの「テラスハウス」という空間にあってもなお、制作側の意図通りのキャラクターを要求される。これだけでも、「テラスハウス」の実態を推し測るには充分すぎるほどのエピソードではないだろうか。「テラスハウス」での木村花を語るうえではずせないエピソードが「コスチューム事件」である。木村花の特注コスチュームを出演者のひとりが勝手に乾燥機にかけてしまったという、言ってしまえば何でもないエピソードだが、木村花がこれに異常なほど激怒したことから動画で話題となり、誹謗中傷が寄せられるきっかけとなった。「テラスハウス」関係者が語る実態によると、このケンカそのものはリアルだったのだが、その後、木村花が他の女性出演者に相談に行くシーンには一定以上の演出があり、立ち位置やカメラワークをあらかじめ決めたうえで撮影に臨んだ、ということらしい。「テラスハウス」視聴者からの激しい誹謗中傷について、以前から親しい友人に何度となく相談していたという木村花。ただ、「テラスハウス」を卒業するわけにもいかず、求められるままにヒールを演じているうちに引き返せないところまできてしまった、というのが実態のようだ。木村花の死、というかたちではからずも実態が暴露されてしまった「テラスハウス」。すでに配信中止が発表されており、打ち切りの可能性が濃厚とも言われている。「テラスハウス」の実態は、今後のテレビの在り方を原点から考え直すきっかけになるのかもしれない。芸人・山里亮太の年収がすごい!蒼井優と結婚前は? 若手時代から飛びぬけたツッコミ ...オリラジ中田の年収の推移を現在まで分析! 武勇伝から低迷期をむかえ、一発屋とも言 ...キングコング西野のオンラインサロンの人数は?何ができるの? 2010年代に設立さ ...爆笑問題・太田光は自閉症?病気だと言われる理由について解説! 関東のトップ漫才師 ...男女コンビで面白いお笑い芸人は誰?パーパーは何位?ネタもチェック! 男女コンビは ...まだ、コメントがありませんCopyright © WordPress Luxeritas Theme is provided by " source : genre : 「週刊文春」7月2日発売号が報じた 自殺の原因となったのは3月31日にNetflixで配信された第38話「コスチューム事件」。花さんが同居人の帽子をはたくシーンが流れ、花さんのSNSに誹謗中傷が殺到した。配信当日、精神的に追い詰められた花さんが自殺未遂を起こしたにもかかわらず、フジは5月14日にYouTubeで「コスチューム」事件の続編(未公開映像)を3本立て続けに公開し、5月23日には地上波で本編を放送した。その5日後の5月23日、花さんは自ら命を絶つ。 響子さんは「週刊文春」の取材に対し、「コスチューム事件」の撮影において、スタッフから花さんに対し「ビンタしたらいいじゃん」などとやらせ指示があったことを証言。それを裏付ける花さんのLINEメッセージも携帯電話に多数残されていた。また、帽子をはたかれた同居人の小林快さんも、 花さんら出演者がスタッフからの理不尽な要求に従い続けた背景には、フジ側と交わした「同意書兼誓約書」の存在がある。28項目ある誓約書の中には「演出指示に従うこと」をはじめ、「途中リタイアしないこと」「写真週刊誌などの雑誌に口外しないこと」「(制作側に)SNSのアカウント情報を開示すること」などという文面が並び、これらの誓約条項に違反し、放送・配信が中止になった場合は、出演者が放送回分の制作費を無条件に賠償すると記載されていた。 パワハラや名誉棄損問題に詳しい大城聡弁護士が指摘する。「台本はなく、自由に共同生活を送っているかのように放送しているが、巨額の損害賠償の可能性をちらつかせた現代の“奴隷契約”とも言える誓約書兼同意書によって出演者個人の意思が制作側に制限される強い支配構造があったといえる。制作側による演出の態様によっては、憲法13条の自己決定権が奪われていたことになる。また、凶暴な悪役という虚像が本当の人格として視聴者に結びつけられ、SNSの炎上は生まれた。この点から放送によって人格権も侵害されていたともいえる。BPOではやらせがあったかどうかの放送倫理の問題だけでなく、人権侵害があったかどうかも審議されるべきです」 フジは7月3日の社長会見で、「無理強いはしていない」「感情表現をねじ曲げるような指示はしていない」「花さんと話し合った上で撮影や配信を行った」と主張。また、社内調査中だとし、検証結果は遺族感情を踏まえながら公表するとしている。 こうしたフジの説明に不信感を抱く響子さんは7月15日付でBPOの放送人権委員会に申し立てを行い、「週刊文春」の取材に次のように答えた。「花や共演者、スタッフの証言から分かってきたのは、フジテレビさんが花を人間として扱ってはいなかったということ。フジ側はあたかも制作側と花が対等かのように説明していますが、これはイジメやパワハラの論理と同じです。2度と同じ悲劇が起きないようにするためにも、フジは花の死にきちんと向き合って欲しい」 7月16日(木)発売の「週刊文春」では、3人目の告発者となる番組スタッフの「花さんが過呼吸状態の中、撮影が強行されていた」という新証言、さらに“追撮”と呼ばれる撮り直しが常態化する実態、花さんの祖母が語った孫との思い出などを3ページにわたって詳報している。この記事の写真(6枚)文藝春秋が提供する有料記事は「※アカウントの登録や購入についてのご質問は、各サイトのお問い合わせ窓口にご連絡ください。ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう2020年7月22日 発売NEWNEWNEWNEWSCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!SCOOP!ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。