今回はGoogleの月間検索数をもとに、「日本で検索されることが多い恐竜」をランキングにしてご紹介します。大雑把なデータであるため同順位のものも多く存在しますが、中々面白いデータがとれたと思います。翼竜、首長竜、魚竜も含めて集計しました。()内の数字は月間の検索数を表しています。それでは検索数で見る人気の恐竜ベスト50を見ていきましょう!50位にランクインしたショニサウルスは三畳紀の海を支配した史上最大級の魚竜です。全長15m、体重35tに達するその巨体は、頭、胴体、尾の長さが均等な非常に珍しい体形をしていました。 プシッタコサウルスは二足歩行をしていた小型の草食恐竜です。体長は1mから大きくても2mほどでした。二本の足で歩きますがプロトケラトプスに近い仲間で、鳥のクチバシのような口が特徴の愛嬌がある恐竜です。 46位にランクインしたコエロフィシスは小型の肉食恐竜で三畳紀の地球に生息していました。体長は3mほどありましたが体重は30kgほどしかなく、非常に細い身体つきをしていたことがわかります。餌にしていたワニと骨格が似ていたため共食いをしていたと勘違いされた経緯もありました。 カマラサウルスはジュラ紀の地球で最も繁栄した草食恐竜です。体長18m、体重20tの巨体でしたが他の草食恐竜と比べると特別大型というわけではなく、それが理由で数を増やすことに成功したといわれています。 デイノケイルスは白亜紀に生息していた恐竜で、2.4mもある大きな腕を持っていました。そのため名前には「恐ろしい手」という意味があります。 38位にランクインしたランフォリンクスはジュラ紀の空を自由に飛び回った翼竜です。翼を広げた長さは40cmと小さめの翼竜でしたが、鋭い牙で昆虫や魚などを捕らえる獰猛なハンターでした。 アマルガサウルスは白亜紀の地球に生息していた小型の草食恐竜です。体長は12mと小さめで背中には特徴的な帆を持っていました。白亜紀の恐竜は背中に帆を持つものが多く、これには体温を調整する役割があったといわれています。小型ですが特徴的な姿をしていますね。 特徴的な頭をしていることから有名な恐竜パキケファロサウルスですが予想に反して低い順位となりました。白亜紀に生息したパキケファロサウルスはこの頭をぶつけることで外敵から身を守っていました。頭を使ったこの攻撃は同種間での縄張り争いや雌の取り合いにも使われたといいます。 スコミムスは白亜紀に生息していた肉食恐竜です。ワニのような頭から「ワニもどき」という名前が付けられています。スピノサウルスの仲間で魚を食べていたのではないかといわれています。 アクロカントサウルスは白亜紀に生息していた大型の肉食恐竜です。当時の北米では最大の肉食恐竜で体長は13mもありました。背中には体温を調整するための帆がありますがアロサウルスの仲間です。 エドモントサウルスは体長13m、体重3.5tにまで成長する大型の草食恐竜です。カモノハシ恐竜と呼ばれる恐竜の仲間では最大級の巨体でした。ミイラ化した化石が見つかったことで鱗や皮膚の造りが知られている貴重な恐竜です。 ジュラ紀の地球に生息していたコンプソグナトゥスは小型の肉食恐竜です。ミクロラプトルに次いで小さい恐竜といわれており、羽毛恐竜であったことがわかっています。 マイアサウラは子育てをしていた可能性が高いとされている草食恐竜です。長いあいだ恐竜は子育てをしないといわれてきましたが、マイアサウラの仲間はクレーター状の巣を作りそこで子育てをしていました。その名前には「良い母親トカゲ」という意味があります。 ミクロラプトルは最小の恐竜として知られており体長は小さいもので40cmほどしかありません。羽毛のある恐竜で実際に空を飛んでいた可能性が高いといわれています。 草食恐竜の中でも比較的有名なプロトケラトプスですが、かなり低めの順位となってしまいました。トリケラトプスなどと同じ角竜の仲間ですが角がないことが特徴です。角竜の中でも原始的な体の造りをした種であることがわかっています。体長8mを超える大型の肉食恐竜アルバートサウルスはティラノサウルに近い仲間だといわれています。その姿もティラノサウルに近く大きな体に似合わない小さな手が特徴です。化石が発見されたアルバータ州からその名前が付けられました。 29位にランクインしたメガロサウルスはイグアノドンと同じく非常に古くから知られている恐竜です。恐竜の研究が進んでいなかった時代には大型の肉食恐竜はすべてメガロサウルスとされていました。そのためメガロサウルスと他の恐竜の情報が混雑してしまい古くから発見されている種にも関わらずさほど研究が進んでいません。 アンキロサウルスは骨でできた背中の装甲が特徴の大型草食恐竜です。尻尾の先はハンマー状のコブがあり攻守ともに優秀な恐竜でした。体長は10m、体重は7tにまで成長しました。 ディモルフォドンはジュラ紀に生息していた翼竜の仲間です。体長は1mほどで胴体に比べて非常に大きな頭と長い尾を持っているのが特徴です。非常にアンバランスな姿に見えますね。 クロノサウルスは体長が13mにも達した大型の首長竜です。首長竜ですが首が短い種類で、首が長い仲間よりも非常にがっちりとした身体つきをしていました。クロノサウルスは当時の海の生態系の上位に位置していました。 マメンチサウルスは中国に生息していた最大級の草食恐竜です。その体長は35mに達したと考えられており、全長の半分は首の長さでした。この長い首は移動するエネルギー消費を抑えながら広範囲の植物を食べるために進化したといわれています。 トロサウルスは陸棲動物では史上最大にあたる2.6mの大きな頭をしています。トリケラトプスなどと同じ角竜の仲間で体長は9m、体重は8.5tにまで成長しました。史上最大の名に恥じない立派な頭をしています。 プテロダクティルスはジュラ紀に生息していた翼竜です。翼を広げた大きさは2.5mもあったプテロダクティルスはジュラ紀最大の飛行動物でした。この種類の翼竜の中では最も古い種として知られています。 スティラコサウルスは白亜紀に生息していた角竜の仲間です。体長は5m、体重は3tほどと角竜の仲間としては比較的小型の恐竜でした。 ユタラプトルはユタ州で発見された大型のラプトルです。ラプトルの仲間としては最大種で体長は7mにまで成長しました。巨大な体と鋭い鉤爪を持つ当時の優秀なハンターです。 ケラトサウルスはジュラ紀の地球に生息していた肉食恐竜です。頭に角があるのが特徴で非常に鋭い歯を持っていました。その名前には「角のあるトカゲ」という意味があります。 22位にランクインしたリオプレウロドンはジュラ紀の海で生態系の頂点に位置していた大型の首長竜です。体長は11mほどで非常に大きな顎と強力な咬む力を持っていました。ここから上位は月間検索数が1000件を超えてきます。 ディプロドクスは体長35mにまで成長する大型の草食恐竜です。しかし、体重は40tほどとこの種類の恐竜にしては細めの身体つきをしていました。ディプロドクスなどの首の長い草食恐竜は尻尾を鞭のように使い肉食恐竜から身を守りましたが、鞭と同じようにその速度は尻尾の先端で音速を超え、破裂音のような衝撃波を発したと考えられています。 イクチオサウルスは現存のイルカに似た魚竜の仲間です。ジュラ紀の海では優秀なハンターで、非常に高速で泳ぐことが出来ました。イクチオサウルスは魚竜の中では1番有名な種です。魚竜については関連記事でも詳しく触れています。関連記事: 19位にランクインしたデイノニクスは白亜紀に生息した肉食恐竜です。体長は4mありましたが、体重は70kgしかないスマートな身体つきをしていました。非常に獰猛な捕食者であったと考えられており、鋭い鉤爪と時速50kmで走行可能な高い瞬発力を持っていました。エラスモサウルスは非常に有名な首長竜です。体長14mに対して8mを超える長い首を持っていました。泳ぎは上手くありませんでしたが、長い首を器用に動かすことで餌となる魚を捕獲していました。 タルボサウルスは白亜紀の地球に生息していた大型の肉食恐竜です。その体格はティラノサウルと同等で、当時の東アジアでは肉食恐竜で最大の大きさを誇りました。 ランキングも15位を切りました。ここからは有名な恐竜が多数ランクインしてきます。アルゼンチノサウルスは陸棲動物としては史上最大級といわれている超大型の草食恐竜です。ブラキオサウルスやアパとサウルスが絶滅したずっと後の白亜紀後期に生息した新しい種類の竜脚類です。以前は体長は45m、体重は110tもあったとされていましたが、現在ではもう少し小さかっただろうとされています。 イグアノドンは恐竜研究の黎明期に発見された有名な恐竜です。発見した古生物マニアのマンテルはある日イグアナに似た巨大な歯の化石を見つけます。マンテルはこれを太古の地球に存在した巨大なイグアナのような爬虫類であると考えました。彼の復元したイグアノドンは体長70mもあったとされ世界中にセンセーションを巻き起こしました。しかし、後の研究で判明した実際のイグアノドンの体長は7mほどでした。 パラサウロロフスは頭のトサカが特徴的な白亜紀の草食恐竜です。このトサカは振動させることで大きな鳴き声をあげる手助けをしていたといわれています。見たことのある恐竜が増えてきましたね。 プレシオサウルスはジュラ紀に生息していた比較的小型の首長竜です。ネッシーの正体ではないかと噂されたことで一躍世界中に知られることとなりました。体長が2~5mと小さいのが特徴です。首長竜については関連記事でも詳しく触れています。関連記事: 13位にランクインしたカルノタウルスは白亜紀に生息していた大型の肉食恐竜です。「肉食の雄牛」という意味のある名前が表すとおり頭には雄牛のような角が生えていました。後肢が発達しており高速で走るのに適した体をしていたことから、生きた獲物を狩る積極的な捕食者だったと考えられています。 ケツァルコアトルスは白亜紀の空を飛んでいた史上最大級の翼竜です。翼を広げた長さが18mにも達する巨体にも関わらず、体重は70kg程度しかなく飛行に特化した体の造りをしていました。以前は史上最大の飛行動物と呼ばれていましたが、新しく発見されたアランボウルギアニアがケツァルコアトルスよりも大きいとする説が浮上し、現在は最大級に修正されました。 ギガノトサウルスはティラノサウルスが所属する獣脚類の中でも史上最大級の大型肉食恐竜です。体長13m、体重13.5tの大きな体にも関わらず脳はバナナ程度の大きさしかなかったといわれています。最大級の巨体でありながら非常に小さな脳で生きていたことに驚きです。 有名な肉食恐竜のアロサウルスも10位以内ランクインすることが出来ませんでした。アロサウルスはティラノサウルスと共に大型の肉食恐竜として世界中で知られています。非常に大きく口を開けることが可能で大型の草食恐竜を積極的に捕食していたといわれています。 10位にランクインしたのは世界中で人気の草食恐竜であるステゴサウルスです。背中の骨板が特徴のステゴサウルスはジュラ紀から白亜紀にかけて非常に長いあいだ繁栄を極めました。背中の骨板は風に当てることにより体温を下げる役割があったと考えられています。また尻尾には4本の棘があり、肉食恐竜に襲われた際もこの尻尾を相手に叩き付けて応戦していました。このステゴサウルスを襲うには捕食者側にも相当のリスクがあったはずです。 9位にランクインしたブラキオサウルスはジュラ紀の地球に生息していた大型の草食恐竜です。体長は25m、体高は16mにも達し、近年になってさらに大型の恐竜が発見されるまで最も大きい恐竜として世界中に知られていました。体重は50tもあったためジュラシックパークで登場した際に見せた後肢二本で立ち上がるようなことは不可能だとされています。 同じくジュラシックパークに登場したヴェロキラプトルが7位にランクインしました。映画でも描かれたとおりヴェロキラプトルは非常に頭のいい恐竜でした。しかし、現在では羽毛恐竜だったと考えられており映画の中のヴェロキラプトルとは違った姿で復元されます。体長は2mと肉食恐竜の中では小型でしたが、高い知能と鋭い鉤爪を持つ非常に強力なハンターでした。 7位にランクインした始祖鳥はジュラ紀に生息していた、確認された中で最古の鳥類です。非常に原始的な種であり、恐竜と一緒に語られることが多いため今回ランクインさせました。体中が羽毛に覆われてはいましたが、口には鋭い歯が並び、鋭い鉤爪も持っていました。始祖鳥の発見以降、恐竜と鳥類が種として非常に密接に関わっていたことが判明しました。 6位にランクインしたのは世界で最も有名な翼竜プテラノドンです。白亜紀の地球に生息していた大型の飛行動物でその体長は9mにも達しました。更なる巨大種が発見されてた今でも翼竜の代表格として世界中で語られており、知名度は1番といえるでしょう。正確にいうと翼竜は恐竜ではありません。詳しくは関連記事の中でも触れています。関連記事: 最強の恐竜としてティラノサウルスと並んで語られるスピノサウルスが4位にランクインを果たしました。比較的新しく発見された恐竜ですが、映画ジュラシックパークに登場したことであっという間に世界中に浸透しました。体格は肉食恐竜の中でもトップクラスですが、魚を主な食糧にしていたと考えられています。頭はワニのような形状をしており、背中には体温調節のために帆が張られていました。 スピノサウルスに並んで4位にランクインしたのは世界一有名な角竜トリケラトプスです。体長9m、体重8.5tの大きな体と3本の立派な角を持っていました。白亜紀を代表する草食恐竜としてティラノサウルスと並んで語らえることが多い恐竜です。巨体にも関わらず時速50kmで走行することも可能で、トリケラトプスを餌にしていたティラノサウルスでも油断すれば致命傷を受けることになったでしょう。 3位にランクインしたのは白亜紀の海の支配者モササウルスです。海棲爬虫類としては最大級でその体長は18mにまで達しました。恐竜時代の海を語る上では欠かせない存在のため上位ランクインは納得ですが、スピノサウルスやプテラノドンを抑えての3位入りは驚きです。モササウルスはその巨体とワニのような強力な顎で、当時の海の捕食者として圧倒的な地位を確立していました。 遂に1位の発表です。人気の恐竜1位には2匹の恐竜が並んでランクインすることになりました。その1匹目がティタノサウルスです。ティタノサウルスは白亜紀に生息した草食恐竜で、体長は18mと同じ竜脚類の中では比較的小型の恐竜です。ギリシャ神話の神「ティターン」からその名前が付けられており、ブラキオサウルスなどに近い仲間です。正直、モササウルスやトリケラトプスを超える知名度があるとは思えませんでしたが、調べたところ恐竜キングなどのゲームのキャラクターとして使われていることがわかりました。また、ティタノサウルス自体は小さめの恐竜ですが、同じティタノサウルス類に含まれる新種の恐竜が世界最大種として発見されたため検索数が増えたものと思われます。一文字違いのためティラノサウルと間違っての検索も多そうですね。出典: 予想どおり堂々の1位にランクインしました。恐竜の王様ティラノサウルスです。古くから最強の恐竜として多くの恐竜ファンから支持されており、ジュラシックパークなどの映画でも大きく取り上げられる恐竜を代表する存在です。生物史上最強ともいわれる顎の力を持っていました。また、王を意味する「レックス」という通り名で呼ばれており知名度、人気ともに最強の恐竜といえると思います。本当に最強だったのかについては関連記事でも触れています。関連記事: いかがでしたか?検索数で並べることで最新の恐竜トレンドを知ることができました。知名度が高い恐竜についてはまた個別で記事にしていきたいと思います。次の記事 GIBEONGIBEON(ギベオン)は宇宙、地球、動物の不思議と謎を発信するミステリー情報メディアです。眠れない夜の暇つぶしにでもなれば幸いです。 © 2020 ギベオン – 宇宙・地球・動物の不思議と謎 All rights reserved. ポケモンのキャラクターの強さを議論の上考察し、ランキングにしました!果たして最強はダークライか?グラードンか?またミュウツーの順位は何位なのか?ポケモン強さランキングをお楽しみください!ネタバレはご注意ください! 登場によって覆されてしまった. 今回はそんな王者の中から最強の恐竜について予想してみようかと思います。目次一口に恐竜と言ってもその数はおよそ800種類も存在します。ここではその中から最強を語る上で名前が挙がることが多い恐竜たちをご紹介します。最強の恐竜といえば間違いなく名前が挙がるのがこの「ティラノサウルス」です。ティラノサウルスは白亜紀の北アメリカ大陸に生息していた大型の肉食恐竜でした。名前の由来は「トカゲの暴君」から来ており、王者の風格は十分です。画像引用:ティラノサウルスは全長は13mほどで体重は6トンにもなる巨漢です。頭の大きさは1.5mもあり、その口には非常に鋭い牙が並んでいました。ティラノサウルスの牙は他の大型肉食恐竜と比べても非常に巨大で、その長さは18cmにもなるそうです。この牙で大きな獲物を仕留めていたんですね。画像引用:ティラノサウルスに襲われた痕跡がある恐竜が発見されましたが、その骨は粉々に噛み砕かれていました。そのことからティラノサウルスは非常に強い顎を持っていたことがわかっています。ヴェロキラプトルなどの小型肉食恐竜が爪を武器に獲物を捕らえるのに対し、大型肉食恐竜であるティラノサウルスは顎を武器にして獲物を捕食していました。ちなみにティラノサウルに羽毛があったことは現在では有名ですが、実は大人のティラノサウルスはその巨体から恒温動物に近かったため羽毛を持たないというのが最近の結論です。後に載せている動画でも子どものティラノサウルスにのみ羽毛があったことが確認できます。この新しい学説により王者の威厳は保たれました。アロサウルスは「異なるトカゲ」の名を持つジュラ紀の大型肉食恐竜です。アロサウルスはティラノサウルスと並んで古くから発見されていた人気恐竜のひとつです。全長は最大で12mとティラノサウルスに比べれば若干小さいものの、巨大な顎と強靭な脚力を持っていたといわれています。画像引用:アロサウルスは全盛期には食物連鎖の頂点に君臨していました。大きな体に加え、草むらから奇襲をしかける狡猾さと共食いをする凶暴さも兼ね備えていました。同じ時期に生息していたステゴザウルスなどの大型草食恐竜も構わず襲い、捕食していたことがわかっています。巨大なラプトルのようなイメージを受けますね。ギガノトサウルスは白亜紀後期の南アメリカ大陸に生息していた大型の肉食恐竜です。ギガノトサウルスはティラノサウルスを超える巨体の持ち主で、全長は13mを超え体重に至っては13.5トンもあったといわれています。全長こそティラノサウルスとほとんど変わりませんが体重に関しては倍もあり、かなりの重量級だったことがわかりますね。ギガノトサウルスの名前は「巨人のトカゲ」を現しており、その巨体から付けられました。画像引用:しかし、最近の研究により実はティラノサウルスと同じ程度の体重だったのではないかともいわれています。また、頭の大きさは1.7mと非常に大きいのですが顔付が細長いため、咬む力はティラノサウルスの三分の一程度しかなかったと考えられています。しかし、優れた嗅覚を持っていたこともわかっており、巨体にも関わらず時速40㎞ほどで走っていたとみられています。アクロカントサウルスは白亜紀の北アメリカ大陸に生息していました。当時の北米では最大の肉食恐竜で、全長は13mほどだったと考えられています。アロサウルスの仲間だそうですが、アロサウルスにはない特徴的な背びれを持っていました。この背びれには風を当てて体温を下げる役割があり、温暖化が進んでいた当時の気候に対応していたと考えられています。ステゴサウルスなどの背板と同じ役割だったんですね。画像引用:アクロカントサウルスは、大型肉食恐竜にしては珍しく集団で狩りをしていた可能性があるといわれています。また、時速40㎞を超える速度で走ることもでき、集団で大型の草食恐竜を襲っていたのかも知れません。想像しただけで恐ろしい気持ちになりますね。カルカロドントサウルスは白亜紀前期の北アフリカ大陸に生息した肉食恐竜です。「ホオジロザメのトカゲ」を意味する非常に物騒な名前が付けれています。名前の由来はサメに似た薄いノコギリ状の歯で、獲物の肉を軽々と切り裂くことができました。全長は最大で14mに達し、ティラノサウルスよりも大きな体を持っていました。画像引用:カルカロドントサウルスの歯は獲物を切り裂く食べることに向いた形状をしていたことから積極的に狩りをしていたと考えられています。ティラノサウルスを含め多くの大型肉食恐竜は死んだ獲物の肉を食べる機会が多かったとされていますが、カルカロドントサウルスはナイフのような鋭い歯で生きた獲物を仕留めるハンターでした。非常に凶暴な性格だったんでしょうね。シアッチ・ミーケロルムは白亜紀後期の北アメリカ大陸に生息していた肉食恐竜です。全長は12m、体重は5トンほどのこの恐竜は神話に登場する人食い怪物にちなんでその名前が付けられました。カルカロドントサウルスの仲間にあたるそうです。画像引用:シアッチ・ミーケロムは当時の北アメリカで食物連鎖の頂点に君臨していました。この時代には原始的なティラノサウルスも生息していましたが、シアッチ・ミーケロムの相手にはなりませんでした。大型のティラノサウルスが出現するのはこの3000万年ほど後になります。当時のシアッチ・ミーケロムとティラノサウルスの関係はライオンとハイエナのような関係だったのではないでしょうか。現在ではティラノサウルスに並ぶ人気者のスピノサウルスです。スピノサウルスは白亜紀のアフリカ大陸に生息していた大型の肉食恐竜でした。名前には「棘のあるトカゲ」という意味があります。全長は17mに達し、ティラノサウルスを超える巨体を持っていました。体重に関しては6トン程度だったとする説もありますが、骨密度が高く水辺で生活していたことから実は20トンを超えていたのではないかともいわれています。体格だけなら候補の中でも最大級ですね。画像引用:スピノサウルスは背中に生えた棘状の突起物に皮膚でできた膜が張られていました。この膜を風に当てることで、同じ時代の他の恐竜たちと同じように体温を下げていたといわれています。頭部はワニに似た細長い形状になっており、魚を主食にしていたと考えられています。また、鼻先にワニに似た知覚器官を持つことから水中や浅い川辺で生活していたことがわかっています。スピノサウルスが潜んでいると考えると白亜紀の水辺はとても危険な場所だったんでしょうね。これまで何種類か最強の恐竜の候補を挙げてきました。どれも非常に巨大で恐ろしい恐竜でしたが、やはり最強を決める段階になるとティラノサウルスとスピノサウルスを比較することになると思います。ここでは、この二匹の能力解析とイメージ動画をご紹介します。ティラノサウルスの咬む力は地球史上最強といわれています。その力は現存生物でも最強の顎を持つワニの10倍といわれ、牙1本あたりにかかる力はなんと8トンにもなりました。ティラノサウルスは獲物に咬みついた際に、その肉だけでなく骨まで粉々に粉砕してしまいます。ティラノサウルスはその骨格の作りから非常に嗅覚が発達していたといわれています。サメも少量の血の匂いを嗅ぎ分けますが、ティラノサウルスもその嗅覚によって弱った敵を判別していたのかもしれません。画像引用:ティラノサウルスの牙は同じ大型肉食恐竜の中でも特に大きいことがわかっています。この牙は相手に致命的な傷を負わせ、もし運よく逃げ延びたとしても出血多量によって獲物を死に至らしめました。その後ティラノサウルスは血の臭いを追いかけ、ゆっくりと死体の肉にありつくことができました。ティラノサウルスは強力な脚力を持っていましたが、その移動速度は時速30㎞ほどだったといわれています。そのため弱った獲物を狙ったり、草むらに身を潜めて相手に奇襲をかけていたと考えられています。ティラノサウルスは巨大な体格だけでなく狡猾さも兼ね備えていました。 スピノサウルスの最大の武器はその体格でしょう。大型のティラノサウルスが最大で13mほどなのに対し、スピノサウルスはおよそ1.3倍の17mにまで成長しました。体重に至っては3倍以上です。仮に二匹が同じ種類の恐竜なら勝負するまでもないほどの体格差だと思います。スピノサウルスの陸上と水中での動きには諸説ありますが、水陸に対応できることは大きな強みになります。研究者によるとスピノサウルスは陸上の大型生物を水中に引きずり込んで捕食していた可能性もあるそうです。画像引用:スピノサウルスの顎は細長いワニのような形状で、非常に強靭な力を持っていたことがわかっています。ティラノサウルスには敵いませんが、2m近くもある顎は十分強力なな武器になりました。スピノサウルスは他の大型肉食恐竜に比べて非常に大きく鋭い爪を持っています。この爪は直接的に狩りの役に立ったかはわかりませんが、補助的な武器にはなったはずです。ティラノサウルスとスピノサウルスは繁栄した時代や生息地が違うため、正確な優劣をつけることは難しいといわれています。ここでは、彼らが同じ時代に存在したと仮定し最強の恐竜決定戦をしてもらうことにしましょう。また、状況や戦う場所によっても結果は変わるという前提で考えてみたいと思います。水を飲みに来たティラノサウルスが水辺にいたスピノサウルスと鉢合わせしてしまいました。ぬかるんだ足元にティラノサウルスの脚力は十分に発揮されません。強靭な顎でスピノサウルスの首元に食らい付こうとしますが、住み慣れた水辺ではスピノサウルスを捕らえることは難しいでしょう。水辺でバランスの取れないティラノサウルスの足などを攻撃し、スピノサウルスは相手を水中に引きずり込みます。こうなればティラノサウルスは何もできないまま水中でスピノサウルスの餌食になってしまうでしょう。画像引用:carnivoraforum.com今度は逆にスピノサウルスが陸地に上がったシチュエーションです。森に流れる川を泳いでいたスピノサウルスは恐竜の死体の臭いに惹かれて陸地に上陸してきます。スピノサウルスはクマのように魚だけでなく陸地でも動物を捕食したり、死体を貪ることがありました。小型の草食恐竜の死体を見つけたスピノサウルスは後からやって来たティラノサウルスに遭遇します。陸地では十分に能力を発揮できるティラノサウルスはほとんど奇襲に近い形でスピノサウルスの首に噛み付きます。スピノサウルスは鋭い手の爪で抵抗しようと試みますが、そのまま首の骨を噛み砕かれてしまうでしょう。後からやってきたティラノサウルスは草食恐竜の死体と新鮮なスピノサウルスの肉も手に入れることができました。画像引用:これは本当に難しいのですが純粋に戦闘能力を比べた場合、現在では7割方スピノサウルスが勝つといわれています。これは体格の差によるところが大きいです。自然界では体の大きさというのは重要で、一部の例外はあるにしろ基本的に生物は自分より大きな獲物を捕食しません。それは勝率が低く死につながる怪我をするリスクが高いからです。しかし、ティラノサウルスには強靭な顎があることや、スピノサウルスは背中の構造上激しい動きが苦手という意見もあることからティラノサウルスにも3割の勝率があると予想しました。画像引用:いかがでしたか?人気のティラノサウルスやスピノサウルスもまだまだ解明されていない点が多く、その生態予想は何度も変わるため今後の研究成果によっては違う結果になることもあるかも知れません。また、新種の大型肉食恐竜が見つかる可能性も低くはありません。どんな結果であれ研究が進むことを心待ちにしています。次の記事 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Googleの月間検索数をもとに、「日本で検索されることが多い恐竜」をランキングにしてご紹介します。その巨大さと爬虫類独特のルックスで古生物ファンに限らず人気の高い絶滅動物「恐竜」。その中でも人気が高いのは一体どの恐竜なのでしょうか?