人気ユーチューバー・はじめしゃちょー「 野球選手は子供の夢としても毎年上位にランキングされている定番とも言える職業であるが、近年新しい職業として注目を集めている職業がある。それが  世界にはYouTubeのような様々な人気動画投稿サイトがあるが、殆どの動画投稿サイトは著作権上問題のある動画でしか集客が出来ていない。表面上はこうしたコピーコンテンツの投稿を削除対象にしているが、 こうした中でYouTubeは著作権違反の動画として通報を受ければ厳しく対処し、悪質なものにはアカウント削除まで追い込んで対策をしている。著作権上の問題をクリアにして、広告主を獲得しやすくすると同時に、YouTube運営は積極的に動画投稿者個人の動画をYoutubeトップページで紹介してきた。HIKAKIN等スポットライトが当たる事で人気者になったユーチューバーは数多くいる。YouTube運営が動画のトップページで紹介したHIKAKINによるマリオのBEAT BOX。2010年6月の動画。海外で話題になりヒカキンの露出が大きく増えたきっかけとなった。 2014年には日本で「好きなことで、生きていく」という大掛かりなキャンペーンをYouTubeが打ったのは記憶に新しい。動画投稿者の個性を全面に出したユーチューバーにはそれぞれファンが付き、結果的にYouTube全体のユーザー数を増やすことにも成功している。 2015年のQ3(7-9月)の決算では、YouTubeの親会社であるGoogle全体の収益成長率を牽引した要素として、スマートフォンの普及によって増え続けているモバイル広告と並び、 こうしたユーチューバーを増やす戦略がプラスに働いた部分もあるかと思うので、YouTubeがこの方向性を変えることはしばらくは無いだろう。 人気ユーチューバー・HIKAKIN「 ユーチューバーの評価や収入のポイントとしてチャンネル登録者数を上げる人は多いが、 YouTubeからの収入は動画再生毎に表示される広告の閲覧やクリックによりもたらされる。広告単価は表示される広告や訪問者、時期にもよるので一概には言えないが、ここ最近はこの0.1円を大きく上回っているユーチューバーも多く、1再生数=0.1円以上と見た方が良いだろう。 詳しいYouTube収入の仕組みや稼ぐ方法は下記記事を参考に。 ここでは人気ユーチューバーの総動画再生回数を参考にし、推定収入をはじき出してみようと思う。複数のチャンネルを持っている人はそれらチャンネルのトータル再生回数を計算した。また、推定年収は2015年8月1日~11月30日(4ヶ月)におけるトータルの再生回数に0.1を掛けて(円)、3倍にした(12ヶ月分)数で出している。 HikakinTV 3億4720万再生HIKAKIN 1900万再生HikakinGames 1億5700万再生HikakinBlog  158万再生HIKAKIN BEATBOX TV 2 1.2万再生4ヶ月間の総再生回数 5億2479.2万再生ということで、 はじめしゃちょー(hajime) 4億5110万再生はじめしゃちょー2 (hajime) 4730万再生4ヶ月間の総再生回数 4億9840万再生ということで、 はじめしゃちょーはチャンネル登録者数の増加率でもヒカキンを上回っているので、このペースで行けば はじめしゃちょーはファンの増加数も多く、他のユーチューバーを更に突き放している。ユーチューバーとして頭一つ抜ける可能性が高いだろう。ユーチューバーに限らず、テレビ等で活躍する日本の有名タレントもはじめしゃちょーに頭を下げる日は近いかもしれない。 同じように他のユーチューバーの推定年数も計算すると、ヒカキンの兄・面白動画で有名な これらはGoogle AdSenseから表示広告として振り込まれる純粋な広告収入で、  イベントに登場したはじめしゃちょー「 プロ野球選手も野球以外にCMや広告、タレント活動による収入がある。純粋な球団との契約により貰える年俸トップ100位から1位までは、1億円から5億1000万円までの幅がある。今年はこれから主力選手の契約更改が行われるが2015年の年俸トップは阿部慎之助選手で5億1000万円、2位が杉内俊哉選手で5億円と巨人の選手が1位、2位と続いている。 ヒカキンの2015年推定年収1億5743万円は野球選手の年俸ランキングでは54位にランクインし、はじめしゃちょーの2015年推定年収(1億4952万円)だと66位である。 世界のトップユーチューバーになれば10億円を越えている。こちらはメジャーリーグの年俸ランキングに相当するレベルだろう。 現状まだまだユーチューバーは将来性が無いと言われているが、ネットにおけるトラフィックの増加等、客観的に判断すれば、これからも伸びる職業であると結論付ける事が出来る。ユーチューバー、もしくは広い意味で動画投稿により稼ぐ人が消えてなくなるようなリスクは、現状において存在するだろうか?今ユーチューバーを馬鹿にしている人達に一度解いてみたい質問である。 また、最近10年、20年後には就業者の49%が機械や人工知能で代替が可能というニュースが話題になった。この中では(中略)野村総合研究所の寺田知太上級研究員は「今後、労働人口が減っていくなか、人手不足をテクノロジーで解決する可能性を示したもので、議論のきっかけにしてほしい。将来は、機械に多くの仕事を任せる一方、創造性という観点では将来的には、製造業は安泰とはいえない時期にさしかかり、これらの仕事に従事する人達も少しずつ減少する事が予想される。物の値段は下がっていき市場としては小さくなる一方で、エンターテイメント分野への消費は増えていくとされている。ユーチューバーは映像という形で楽しませる動画を作る人達である。機械でこれを代替することは出来ない。 ここ数年で一気に認知度が高まり、数千万円、数億円を稼ぐプレイヤーが現れた。5年前には考えられなかった現象だ。人気職業であるプロ野球選手の給料以上をもらうユーチューバーは、これから日本国内だけでも、次々と誕生するはずだ。 まだまだ、始まったばかりのユーチューバーだが、これから職業として身近になることで世間の印象も変わっていくだろう。子供がなりたい人気職業ランキングで「ユーチューバー」がランクインする日も近い。