記事カテゴリー法人・個人問わず、ドライブレコーダーの取り付けをされる方が大変増えています。自分の身を守る為にも、今や必須のアイテムと言えるでしょう。ドライブレコーダーを装備するメリットは、一言で言えば「事実の記録」です。こんなケースで客観性のある証拠として利用できます。ドライブレコーダーはAmazonや楽天などのインターネットで購入がオススメです。商品種類も多く、同じ商品でもカー用品店や家電量販店より安い。そしてリアルな口コミを参考にできるからです。とは言え、種類が多く悩まれる方も多いです。ここでは簡単に、選び方のポイントを記載します安いもので3,000円程度から商品が販売されています。高い商品は10万円近くする為、レンジが広い製品です。当然、予算と好みによりますが、2万円以下の製品は要注意です。文字通り「安かろう・悪かろう」。「初期不良が多い」「カメラがガラスからすぐ剥がれる」「壊れてすぐに交換必須」と、結果的に損するパターンが多いです。逆にいうと、「2万円以上」且つ「国産品」であれば、これから説明する条件を全て満たしている商品が殆どです。最も壊れ易い部品がSDカードです。SDカード付属のドラレコであれば、製品保証の範囲としてメーカー保証を受けられます。リチウム電池は発火事故を起こします。国産ドラレコであれば殆どがキャパシタですので、心配は不要です。「信号機対応」といった記載があればokです。LED信号機は常に(目に見えない早さで)点滅しており、ドラレコの撮影タイミングが重なると、信号機の色が撮影されず、いざという時の記録になりません。ドラレコは、古い映像を上書きしながら、新しい映像を記録します。これではいざ、という時に映像記録が残っていないケースが発生します。それを防ぐ機能が「イベント録画機能」「G(加速度)センサー」です。事故が起こったときに、衝撃を察知し、事故前後の記録を録画ファイルを「別」に保存してくれます。従い、上書きされるリスクを抑えられます。ドライブレコーダーの取り付けをDIYでトライされる方も多いと思います。シガーソケットから電源をとり、配線が飛び出ていても気にならない場合は、簡単に取り付け可能です。一方で、その場合は配線が飛び出て見た目が悪いのみならず、肝心な時に電源が抜けてしまって録画がされなかったり、物に引っ掛けて思わぬトラブルを起こしたりします。やはり、車の内部から電源を取り、配線を綺麗に隠す取り付け方が好ましいと言えます。この場合、車の構造に詳しくない素人が取り付け作業を行うと、失敗したり、車の調子が悪くなったりするケースが多発します。主な失敗事例を紹介します。後述の通り、内部電源を見つける作業は簡単ではありません。また、ドラレコ用の電源を取る位置を間違えると、ヒューズが飛び、カーナビやオーディオといった他の電装品が動作しなくなります。後述の通り、常時電源から電源を取ってしまうと、バッテリー上がりを起こし、車が起動しなくなります。配線を隠す為には、インナーパネルや内張を剥がしていく必要があります。この際に、本体とパネルを繋ぐ爪を折ってしまったり、そもそもパネルを折ってしまったり、はたまた、金具を車の内部に落としてしまったりといった事例も多く発生しています。根本的に接続を間違えて、警告灯が点滅して消えなくなったり、アース等正しく取れておらずドラレコが起動しない、などです。車の内部から電源を取り、配線を綺麗に隠して取り付ける前提での作業時間の目安を説明します。国産車の前カメラのみであれば、作業時間は30分程度です。国産車の前後カメラの場合、作業時間は2時間弱です。後部カメラの配線を隠す/通すのに時間がかかります。外国車(輸入車)の場合、作りが国産車と異なり、インナーパネルの取り外しや電源確保に時間がかかります。外国車(輸入車)で前後カメラの場合、作業時間は2時間30分程度かかります。外国車の場合、パネルが硬かったり、金具で止められていたりと、国産車とは構造が異なる為時間がかかります。Seibiiのメカニック等が実際にドラレコを取り付ける一般的な手順は以下の通りです。これだけ見てもわかりませんよね。1つずつ掘り下げて行きましょう!ドライブレコーダーの取付で、一番頭を悩ませる作業です。電源の取り方は主に3種類です一番簡単なやり方で、シガーソケットにドラレコのソケットを差すだけです。見た目も悪く、シガーソケットを他の用途に使えなくなる為、プロはこの方法を取りません。プロが行う方法です。運転席、助手席の足元にあるヒューズボックスから配線を確保します。以下画像が、Seibiiの整備士が、ドラレコ取り付けの為に開いた、ヒューズボックスです。一般の方には難易度が高いことが見て取れると思います。次に、取り付け様に3本の配線を確保していきます。常時電源とは、エンジンがかかっていない状態の時に車が使用している電源です。駐車・停止の状態で電気が来ているヒューズを探します。ヒューズボックス内のハザード、ストップランプ、ホーン等が常時電源に該当します。エンジンをかける際に、「アースはヒューズを使いません。ヒューズボックス付近で、ボディと直接繋がっている配線、もしくは鉄板部分と繋がっているボルト、ナットに噛ませます。電源の位置が分かったところで、ヒューズの選別を行います。ヒューズには3種類あり、それぞれアンペア数が異なります。外したヒューズに数字が書いてあるのでそれと同じ数字のヒューズ、同じ形のヒューズタイプを使います。ここで1つ注意です!配線付きヒューズを使う場合には、外したヒューズの二極の内、電気が来ている側に配線が出ている方へ向きを揃えること、です!これは簡単です。ナビやオーディオを外し、ナビ・オーディオ裏の配線を確認します。そこから、上述の一般的に「但し、車種によって配線の色が異なることもあり、テスターで確認することが大切です。確認が取れたら、配線を加工し、ギボシを作る(※難易度高いです)、もしくは、エレクトロタップを利用してドラレコの配線を繋げます。難関の電源確保が済んだら、電源から仮の配線を繋ぎ、ドライブレコーダーの動作を確認します。正式に取り付けてから、ドラレコが動きませんでした!、では意味がないですからね。重要な事項として、法律で定めらた制限に従ってドライブレコーダーを取り付ける位置を決める必要があります。具体的には、以下3つ条件を満たすポイントからドライブレコーダーの取り付け位置を選んでください。別の言い方をするととも言えます。さて、運転の妨げにならない場所を選んで、取り付け場所を決めたら、貼り付ける前にフロントガラスの汚れをふき取ります。インターネットで、ドライブレコーダーの取り付け位置を調べると、わかりにくい情報が多数出てくるので、お気をつけください。例えば、この写真を見るとサンシェードフィルムの上にドライブレコーダーの本体を貼り付けようとしていますが、両面テープタイプのものであれば、特段問題ないですが、吸盤タイプのものを、サンシェードフィルムの上に付けてしまうと、粘着力を十分に発揮できず、時間が経つと、ドラレコが落ちてくる可能性があります。吸盤タイプのドライブレコーダーの場合は、サンシェードフィルムの上を避けた場所に貼り付け、本体を固定しましょう。後部カメラの取り付け位置や取り付け方は、車のバックドアがSUVやワゴンのように、ハッチバックか横開きか、或いは、セダンタイプかによって異なります。取り付け作業を行うメカニックに任せましょう。いよいよ配線をしっかり繋いでいきます。この作業は、実際の作業としては、所謂、「「従い、内張は「内張りはがし使うのは、ピンポイントでクリップの位置が分かるときだけにしましょう!では、内張を外したところで配線を通して電源と繋ぎます。配線を通す順序はの順序が良いでしょう。ステップ④配線の取り回しが完了したら、次は、タイラップ(結束バンド)等を使って配線をまとめていきます。配線は、ドラレコから電源に向かって隠していきます。全面ガラスとガラス上の布・内張の隙間に押し込みます。ピラーの中にある配線などにタイラップ(結束バンド)で固定します。ここまでくると、配線がかなり余っていることが多いので、先に電源からグローブボックスまでの配線を既存の配線や等にタイラップ(結束バンド)で固定します。余った配線をまとめて、グローブボックス裏の空いてるスペースなどに入れ込みます。ドライブレコーダーの取り付け作業において、最も時間がかかるのが、リアカメラ(バックカメラ)の配線を隠す作業です。取り付ける箇所の状態(ハッチバック、横開きなど)によって、取り外す内張や、ピラーが異なり、数も多い為です。下の写真は、ポルシェにドラレコのリアカメラの取り付けを行なっている様子ですが、内張を剥がす作業の大変さが伝わるのではないでしょうか。取付が全て完了したところで、エンジンを起動し、ドラレコがきちんと動くか確認します。正常に動いていることを確認したら、ドラレコ本体の時刻やその他設定をして、取り付け完了です。車種やドライブレコーダーの種類によって作業内容は異な理、素人DIYでは太刀打ちが難しい面倒な作業と言えるのではないでしょうか。配線が飛び出さない様に取り付けるのは大変ということが分かったかと思います。やはりプロに頼むことが安全。その場合の選択肢は主に4つです。お値段は、出張費、取り付け工賃、消費税と全て込みです。最後に宣伝です。お車へのドライブレコーダー、ETC、カーナビといった取り付けから、車の故障診断、バッテリー上がり、バッテリー交換、窓ガラスの油膜取りと撥水加工コーティング、タイヤの付け替えと幅広く実施しています。◼️カー用品店やディーラーと往復する時間を省いて、お客様の趣味や家事などにご活用いただけます。◼️お車のことで何かありましたら、是非、お気軽にご連絡ください!また、一緒に働く整備士・メカニック、整備工場やガレージ経営者の仲間も募集しています!◼️2019.11.122019.09.162019.09.112019.07.14ホームドライブレコーダー整備士が教える!ドライブレコーダーの正しい取り付け方