das Buch は、あくまで特定された1冊を表すのですが、特定された複数のものを表すときには名詞の複数形に定冠詞をつけます。複数のときは性は区別しなくて良いですが、複数形の名詞専用の定冠詞 die を使います。「本」の場合だと die Bücher となります。
初級ドイツ語8 複数形(複数定冠詞 / 複数語尾) Terao.
ペトラのせりふにある"Das ist ein Apfel. 2 複数名詞の格 … 1 複数定冠詞 die 複数名詞の定冠詞は性の区別無く全て die singl pl der Mann → die Männer die Frau → die Frauen das Kind → die Kinder. 宏和君は智紀君に友達の正君を紹介します。はじめに日本語訳を確認しておきましょう。英語でも中学校1年生のはじめの方で,友達の紹介の仕方が出てきます。例えば次のような文章を見たことがあるのではないでしょうか。ドイツ語の言い方もこれとほとんど同じで,Das ist [ Name ].の形になります。[中級] 自己紹介をする対象が男性でも女性でもドイツ語ではdasを使います。逆にEr ist...やSie ist...というと間違いになります。なぜなら,er/sieといった代名詞はそれよりも前に言及された名詞を指しますが,友達の紹介の場合には紹介以前にその名前が出ているわけではないからです。すでに日本語訳は次の通りです。日本語の会話でも,相手の言ったことに対して「ふーん」「あーそう」「へー」「いや」など,その場で簡単に反応する表現がいくつもあります。ドイツ語にもこうした表現があるので,まとめてみましょう。[会話のヒント] 日本語の「あっ,そう」と極めて似た音のドイツ語Ach, so!(アハ・ゾー)は,日本語の意味とよく似ています。そこで日本人はしばしば,日本語の「あっ,そう」のつもりでこの表現を使いがちです。しかしドイツ語のAch, so!は,単にあいづちを打つということだけではなく,相手の言ったことを肯定する,ないし相手に同感であることを表現する点で,日本語の「あっ,そう」よりもより積極的なニュアンスがあります。必ずしも相手の言ったことを肯定する趣旨ではない場合にはAch, so!ではなくEcht?やWirklich?を使った方が無難です。動詞の変化で頭がいっぱいなところに,さらにいやなことがあります。それは名詞も(冠詞とともに)変化するということです(ただし名詞の大半はそれ自身が語尾変化することは少なく,主として男性・中性名詞の単数2格と名詞の複数3格だけです)。これを名詞の格変化といいます。日本語では「が」「の」「に」「を」など助詞をつけて区別しますが,ドイツ語では名詞の前につける冠詞類(英語のaやtheのほかにmyなども含まれる)や名詞そのものの語尾で区別します。そしてこの変化のパターンにもとづいて名詞を分類したものを「名詞の性」と言います。ドイツ語には大きく3つの系統の変化のパターンがあり,それぞれ「男性名詞」「女性名詞」「中性名詞」といっています。といっても今すべておぼえるのは無理なので,とりあえず次の内容を覚えましょう。ところで,今回の文章の中には Das ist meine Freundin. 名詞の複数形. デジタルアソートシステム(das)「仕分道」は物流センターの現場・倉庫にて行われる「仕分け作業」を誰でも・簡単・正確に行うためのシステムです。また無線型デジタル表示器を使用することで作業効率がアップします。 -//W3C//DTDXHTML1.0Transitional//EN""http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd"> ズィー イスト フライ 彼女は自由だ。 [frei (形容詞)自由な] 最後の二例に注意。
という表現があります。このmeineは所有冠詞mein(英語のmy)ですが,後ろに来る名詞Freundin(女の友達)が女性名詞のため,語尾-eが付いています。まず,ドイツ語の所有冠詞は次のようになっています。ドイツ語の名詞の性は冠詞・冠詞類と名詞そのものの変化によって表されます。日本語の「...は」にあたる1格でその変化を見てみましょう。der/die/dasの変化とein/eineまたはmein/meineの変化とでは,少し違うことが分かります。不定冠詞やmein型冠詞類では男性と中性で形が同じになります。これでは区別ができないので,辞書などではder/die/dasの語尾-r/-e/-sをそれぞれ男性・女性・中性であることを表示するのに使うことがあります。あるいは男性名詞・女性名詞・中性名詞のドイツ語の単語の頭文字でm/f/nと表示することもあります。日本語訳を確認しましょう。上の文章では2つの疑問文とその答えが出てきています。Sieで言い換えると次のようになります。場所を尋ねる疑問副詞woに対しては前置詞inが,どこからという意味の疑問副詞woherに対しては前置詞ausが対応しています。似たような関係の例文をもう一つ挙げます。「どちらに行かれるのですか?」「フランクフルトです。」という意味です。方向を尋ねる疑問副詞wohinに対しては前置詞nachやzuが対応します。[中級] 「~へ」という意味を表す前置詞は通常zuかaufです。nachが登場するのは後ろが国名・都市名である場合か,家へという意味のnach Hauseだけです。日本語訳を見てみましょう。目的の場所が分からない場合,次のように尋ねることが一般的です。答えを聞き取るときのキーワードは3つあります。これまで出てきた疑問文はいずれも疑問詞が含まれるもので,その場合には疑問詞が冒頭,次に動詞が来る順番になっていました。これに対して今回出てきた疑問詞を含まない疑問文(決定疑問文と呼ばれます)の場合には語順が違います。答えの文がJa/Neinとなる決定疑問文の場合,動詞は文の冒頭に置かれます。英語との違いは,全ての動詞についてこのルールがあてはまるということです。英語の場合にはたしかにbe動詞では主語と動詞を倒置しますが,それ以外の一般動詞ではDo/Doesが冒頭に出てきます。ドイツ語の場合にはこうした方法は通常とられません。話法の助動詞wollenは英語のwillに相当するものですが,少し意味や使い方が違います。まず文における配置が違います。英語の場合,助動詞は本来動詞が来る位置に置かれ,その直後に動詞の原形(原型不定詞)が来ます。これに対してドイツ語では,本来動詞が来る位置に助動詞が置かれる点までは同じですが,動詞の原形は助動詞の直後ではなく文の最後に移動します。助動詞と本動詞でサンドイッチしているこの構造を次にwollenと英語のwillの意味の違いです。英語のwillは単純未来も意志未来も表す助動詞ですが,ドイツ語の場合には未来時制を表す助動詞は別にあります(werdenが用いられます)。ドイツ語でwollenが使われるのは主語の意志を表す場合です。 ミヒャエル君はドイツから日本へやってきたばかりの留学生でした。宏和君と智紀君は彼の家を訪れています。はじめに日本語訳を確認しておきましょう。「前置詞を制する者は英語を制する」という受験諺(?)がありましたが,前置詞の重要性という意味ではこれはドイツ語についても言えます。ただ,ドイツ語の方が英語より面倒です。その原因は「前置詞の格支配」です。英語では前置詞の次には「名詞の目的格」がくるという約束しかなかったですが,ドイツ語では英語の「目的格」にあたるものが2つあり,さらに英語の所有格に似たものも前置詞の後に来る場合があります。そこで前置詞の話の前に「名詞の格」についてかんたんに確認します。日本語の場合,「私」という名詞の文での意味は,そのあとにくる「が」「の」などの助詞で決まります。「私」と言っただけでは意味は決まらず,次の助詞を聞く必要があります。ドイツ語はこれと逆に,名詞の前につく「冠詞」の変化形で名詞の文の上での意味を決めることは前にふれました。この変化の形を「格」と呼びます。ドイツ語には次の4つの格があります。「支配」というと勇ましいですが,結局のところ「前置詞の後にどの格がくるか」ということを意味しているだけです。さきほどふれたように,ドイツ語では「目的格」だけが前置詞の目的語になるわけではないのです。前置詞はその後に来る格,つまり格支配によって次のように分類されます。大変そうに見えるかもしれませんが,意外に楽に覚えられます。なぜならつまり4格支配の前置詞を覚えて,2格支配の前置詞をなんとなく覚えていれば,あとは3格支配だということになるのです。ただし,ここで注意すべきなのは3・4格を両方とる前置詞があることです。「3・4格支配の前置詞」は後ろに3格がくるか,4格がくるかで意味が変わってしまいます。3格は場所(~に/wo)・4格は方向(~へ/wohin)を表します。女性名詞のdie Stadt(都市: 1格 die Stadt 2格 der Stadt 3格 der Stadt 4格 die Stadt)ではのようになります。上記のテキストで次のような文章がありましたが,これは3格なので場所を表していることが分かります。いまここですべての前置詞を覚える必要はありません。いろいろなドイツ語にふれながらゆっくり覚える,あるいは慣れることが大切です。そのとき「文脈」のなかで覚えることを忘れないで下さい。英語の命令文は動詞の原形が文頭に来るものだけしかありませんでした(例: Go there!)。これに対してドイツ語では,2人称がdu/ihrとSieに分かれていることを受けて,命令文が3種類あります。上記のテキストでkommtが使われているのは,duで話す相手の宏和・智紀が2人いるので,ihrに対する命令文になっているからです。日本語訳は次の通りです。最初の文章では副文(wie das Essen auf Deutsch heißt)が出てきていて文が長くなっています。副文では動詞は最後に置かれます。副文についてはよい旅をで扱います。ペトラのせりふにある"Das ist ein Apfel.
ドイツ語の言い方もこれとほとんど同じで,Das ist [ Name ].の形になります。 ... はそれ自身が語尾変化することは少なく,主として男性・中性名詞の単数2格と名詞の複数3格だけです)。これを名詞の格変 … "に注目して下さい。英語のappleにあたるドイツ語は-r Apfelですが,複数形では英語のようにapplesではなく,Äpfelとなっています。ドイツ語の複数形の作り方はなんと5種類もあります。はじめからこれを覚えるのは無理なので,最初の段階では,見慣れた名詞に-enや-erといったものが付いていると複数形かもしれない,と考えておくとよいと思います。また,複数形になると定冠詞は性を問わず全てdieとなります。また不定冠詞は複数形にはつきません。所有冠詞は語尾に-eがつく形(女性名詞の場合と同じ)になります。ドイツ語にも英語と同じく,可算名詞と不可算名詞の区別があります。上記のテキストでも-r Apfelは数えられるので複数形になっていますが,-e Milchや-s Bierは数えられないので,複数形には普通はなりません。ein Glas Bierのように言うと数えられるようになります。日本語訳を確認しましょう。ドイツ語での否定文の作り方は2通りあります。一つは英語のnotにあたるnichtを使う方法,もう一つは英語のnoにあたるkein/keineを使う方法です。特定されている名詞(定冠詞が付いている場合)を否定する場合に用います。文全体を否定する場合もnichtを用います。nichtは原則としては否定したい文成分の直前に置き,文全体を否定する場合には文末(枠構造などで動詞と関わりの深い語がすでに文末にあるときにはその前)に置きます。特定されていない名詞(不定冠詞が付いている場合など)を否定する場合に用います。名詞の性・数・格に応じてkeinの形が変わります。[中級] 2つめの文のような主格補語として用いられる場合にはnichtで否定することもできます。日本語訳を確認しましょう。「いとこ」という言葉はそもそもラテン語から来ており,フランス語のcousin(男性形)/cousine(女性形)や英語のcousinも語源は同じです。ドイツ語ではドイツ語語源の単語Vetter(男のいとこ)も使われますが,女のいとこはCousineしかありません。ドイツ語の2格は意味的には英語の所有格(my, yourなど)に少し似ているところがありますが,使い方は違います。英語の所有格は名詞の前に置くのに対し,ドイツ語の2格は名詞の後ろに置くことが原則です。また英語の所有格にあたるドイツ語は所有冠詞です(すでに友達で扱いました)。2格による修飾は,今回のテキストにもでてきているように,いくつも重ねることができます。
Das sind drei Äpfel.