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こんばんは、「英語の呼吸」の修行中の田中聖斗です。 「全集中の呼吸・常中」まではたどり着いていないので、引き続き〈鬼滅の刃で中学英語〉を更新していながら英語を掘り下げて行きますよ。 さて、『鬼滅の刃』英語版で「呼吸」ってどうなっているのでしょう? 2012/9/22 18:37:01. こんばんは、「英語の呼吸」の修行中の田中聖斗です。「全集中の呼吸・常中」まではたどり着いていないので、引き続き〈鬼滅の刃で中学英語〉を更新していながら英語を掘り下げて行きますよ。さて、『鬼滅の刃』英語版で最近難しい内容が多かったので、今回はシンプルに、この「呼吸」に絞ってご紹介していきます。『鬼滅の刃』で、小学生に人気な要素が「呼吸」の存在ですよね。この、少年誌的な要素、「必殺技」大好きな少年に響きますし、「水の呼吸」「風の呼吸」など、ありきたりなものだけじゃなく「蛇の呼吸」「恋の呼吸(笑)」とか、「そんなんアリ?」というような自由さも、自分たちも勝手に呼吸を作れる自由度があって、世界観の広がりを生んでいます。さて、それではその、「全集中○○の呼吸」はどう英語化されているのかを、『鬼滅の刃』英語版『Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba』から見ていきましょう。「全集中」が、「total(全)」+「concentration(集中)」「水の呼吸」が、「water(水)」+「breathing(呼吸)」と、まんまですね笑。「全集中」を「total」ではなく「all」で表現する選択肢もあったと思いますが、ここでは「total」になっています。とはいえ、そもそも「全集中」って日本語がそもそもないので、どっちが適切か判断するのは難しいところですね。「水の呼吸」については、名詞が二つ並ぶ表現ですが、問題はありません。つまり、「○○の呼吸」は英語でと言えるわけですね!ちなみに、「水の呼吸」というのはそのままひとくくりの言葉にしたいので、あえて「breathing of water」のようなまどろっこしい形にしたくないからですね。たとえば「ハンバーガーショップ」だったら「hamburger shop」の方が言いやすく、「shop of hamburger」なんて格好つけすぎな感じがします。だからここでは、「名詞A of 名詞B」は使わずに、「water breathing」と「名詞A+名詞B」と並ぶ表現を使います。『鬼滅の刃』の基本の呼吸は、「炎」「水」「風」「雷」「岩」の5つからなると言われていますね。他にも「霞」「音」などがありますが、これは「風」の呼吸から派生したものです。(『鬼滅の刃』第7巻)「炎」「水」「風」「雷」「岩」というのは、中国から伝わる「五行」をアレンジしたものだと思いますが、これは、「原子」というものが発見されていなかった昔の人が、自然物は「火、水、木、金、土」の要素から作られていると考えていたのを、アレンジしたんでしょうね。どっかで見たことある組み合わせですか?そうです、「曜日」です!これに「日」と「月」を組み合わせた物が、今の曜日です(詳しく知りたい人は、「五行」とか「七曜」で調べてみるのも良いでしょう)。そんなわけで、鬼殺隊の「基本の5つの呼吸」に入っていない、「始まりの呼吸」が「日の呼吸」、そしてその血族が使う「月の呼吸」がそれぞれ存在したわけですね。では、それぞれどんな英語になっているかご紹介しましょう。本編では「炎の呼吸」を「火の呼吸」と言ってはならない、という言葉が出てきますが、「火(ひ)」が「日(ひ)」と同じ発音になってしまうからということでした。しかし、英語になっちゃうと、「火」は「fire」、「日」は「sun」で全然違いますから、英語圏の人からすると、ずっと「なんで?」って感じかもしれませんね。それでは派生系の呼吸はどうなんでしょう?「sound(サウンド)」「mist(ミスト)」「love(ラブ)」は日本語でも使われますのでわかると思いますが、そもそも蛇って「スネーク(snake)」じゃなかったって思いませんでした?「serpent(発音)」も「snake(発音)」も、蛇を表す言葉ですが、「serpent」はより文章的な表現(文語的)に使う「蛇(特に大きな蛇)」を表す時に使う言葉です。「蟲の呼吸」の「蟲(むし)」も文語的な表現ですね。会話(口語)では「虫」のところを、カッコよくみせるためにあえて「蟲」にしています。「insect」自体も「昆虫」という文語的な表現で、日常会話で「虫」、特に小さい虫を表すのは「bug(バグと発音)」が使われることが多いですね。「バグった」の「バグ」ですね。プログラミングの世界でのエラーのことを虫にたとえて「bug」って言ってた事から来ています。呼吸はわかりましたが、では「柱」の名前はどうなるかというと、そのままで表されています。柱は英語で「pillar(そもそも、木造建築が基本の日本において「柱」は、全体を支える象徴であり比喩ですが、西洋の建築は木造もありますが石造りも多いため、日本語と同じ意味合いをもたせることは難しいので、そのままにしたのかもしれませんね。伊之助の呼吸は、彼が独自で編み出した、彼だけのものです。これまたそのまま「beast(獣)」です。実写映画にもなった、『Beauty and the Beast(美女と野獣)』のBeastですね。いかがでしたか?呼吸の要素は、「water」とか「wind」とか、割と日常的に使えるものばかりですので、この機会に全部覚えてしまいましょう!人気マンガ『鬼滅の刃』を通じ、中学生レベルの英語を学んでいきます!これから英語を勉強する中学生、英語が苦手な中学生・高校生にもわかりやすい解説をしていきます。翻訳版が教材です!
ツイート. 『鬼滅の刃』呼吸名を英語でまとめてみました。各呼吸ごとに、日本語の技名と英訳を単語の意味と一緒に一覧化しています。first…「第1の」second…「第2の」modified …「変更された」third…「第3の」fourth…「第4の」aerial…「空中で(空中で出した技のため)」fifth…「第5の」sixth…「第6の」guard…「防御(防御として出した技のため)」seventh……「第7の」curve…「湾曲させる」eighth…「第8の」ninth…「第9の」overissue…「乱発する」tenth…「第10の」eleventh…「第11の」不知火は有明海などで無数の光が明滅する現象rising…「登っている」blooming…「栄えている」tiger…「虎」purgatory…「煉獄(中世の神学で死後、天国には入る前に罪の浄化を受ける場所)」dust…「ちり、ほこり」claw…「(鳥獣の)爪」storm…「嵐」rising…「登っている」cold…「冷たい」black…「黒」gale…「強風」primary…「最初の、初期の」thunderclap…「霹靂」rice…「稲の、米の」swarm…「昆虫の群れ、群れ(=聚蚊)」distant…「遠い」heat…「熱、熱さ」rumble…「(雷などが)ゴロゴロと音を立てる」god…「神」serpentinite…「蛇紋岩(緑色ですべすべした岩石)」upper…「上部のもの」stone…「石、岩」volcanic rock…「火山岩」arcs…「弓系、円弧(瓦を上向と下向交互に並べた物を輪違い瓦といい、この半円が続く形を表す単語)」winding…「曲がりくねっている」venom…「毒」Slithering…「(へびのように身をくねらせて)ずるずる進む」Breath of FlowerHonorable…「尊敬すべき」Crimson…「深紅色」Peonies…「(単数形はpeony)シャクヤク」whirling…「回転する」equinox…「春分、秋分=彼岸」Breath of Insectbutterfly…「蝶」bee…「蜂」dragonfly 「トンボ=蜻蛉」Centipede…「げじげじ」「ムカデ」Breath of Loveshivers…「身震い」「わななき」Anguish…「苦悩する」lovely…「心惹かれる」wavering…「揺らめいている」cat…「猫」Breath of Misthanging…「つるす」「掛ける」「垂れる」eight…「8」「8つの」demisting…「蒸気やガラスなどについた曇りを取る」shifting…「移っている」「変わっている」sea…「海」moonlit…「月に照らされた」obscuring…「不明瞭である」Breath of Beastpierce…「穴を開けるために刺す」rip…「びりっと引き裂く」Devour…「貪り食う」slice and dice…「細かく切り刻む」Crazy…「狂っている」violent…「乱暴な」spatial…「空間的な」explosive…「爆発性の」extending…「伸びていく」fangs…「毒牙」「牙」sudden…「突然の」「即席の」Breath of Soundroar…「雷などが轟く」constant…「不断の」「絶え間ない」string…「弦」Breath of MoonDark…「黒い」「暗い」「闇」peal…「真珠(=珠)」loatsome…「ひどく嫌な」 spirit…「魂」perpetual…「永久の」mirror…「鏡」dragon…「竜」waning…「月が欠けている」「衰退していく」drilling…「穴を開けている」「穿っている」fourteenth…「第14の」sixteenth…「第16の」Breath of the SunDance of the Fire God dance…「踊り」Clear…「澄んだ、透き通った」rising sun…「上る太陽」bones…「骨(複数形)」sunflower…「ヒマワリ」dragon…「竜」setting sun…「沈む太陽」solar…「太陽の」fire…「火」fake…「偽の、作りものの」flash…「一瞬の輝き」thirteenth…「第13の」・英語で呼吸はBreath・漢字の難しい鬼滅の技名も結構しっかり英訳されているヒノカミ神楽の「ヒ」には「火」の裏に「日」の意味が込められてるからカタカナ表記されている訳で。英訳は難しかったでしょうね…。歴史・文学好きの漫画ブロガー。元国語教師。歴史・文学要素満載の「鬼滅の刃」は当然、アニメ全話視聴済み、コミックス全巻所有。記事はいつも単行本片手に書いてます。フォローすると、更新連絡&「鬼滅の新しい視点」が受け取れます ↓歴史・文学好きの漫画ブロガー。元国語教師。歴史・文学要素満載の「鬼滅の刃」は当然、アニメ全話視聴済み、コミックス全巻所有。記事はいつも単行本片手に書いてます。フォローすると、更新連絡&「鬼滅の新しい視点」が受け取れます ↓
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