フジテレビ系列2009年10月~放送(全6話+1) 谷村美月・浅野かや・大橋智和  弓削智久・松岡恵望子  足立梨花  石堂夏央・野嵜好美・本多裕香・西村裕  地曵豪・辻修・下村恵里  佐藤涼平・富永凌平・阿部智江子・伊集院竣平  平方元基・本多力  谷村美月   ※動画元の回線混雑時は再生しずらいことがあります。※リンク切れの場合はご容赦ください。タグ: 上記のうち、トリハダシリーズの特徴をまとめたもの。映画版サイトで公開されている。 全てなお、書き下ろしの1話は本自体にまつわる話となっており、それと連動して本自体に 2012年の9月にシリーズ初の「トリハダ ‐劇場版‐」が決定した。 フジテレビ系列2009年10月~放送(全6話+1) サイドストーリーキャスト谷村美月・浅野かや・大橋智和 第1話「計画された別れの演出と戦慄」弓削智久・松岡恵望子 第2話「日常に潜む不条理の確率」足立梨花 第3話「保身に必要な最低限の代償」石堂夏央・野嵜好美・本多裕香・西村裕   See more of トリハダ(鳥肌) ~怖話・怪談・オカルト・心霊.・恐怖などの総合まとめ~ on Facebook 「ドクロゲキ」シリーズでは「トリハダ」シリーズのテイストをそのままに、「登場人物が救われない結末を迎える」「トリハダ同様結末が明示されない」など視聴者から見ても後味の悪い結末を迎える話がメインとなる。 で一躍有名になったホラー映画『トリハダ劇場版』のあらすじネタバレ記事について書きました。 墓から蘇ったゾンビはでないけれど、狂気に満ちた人間の姿は観られる。TVから出てくる貞子は出ないけど、すさまじい執念を持った女は観られる。呪いの人形はでないけれど、あなたの身に起きるのは明日かもしれないストーリーは観られる。 (男性視点ですが笑) もくじ主人公のひかりは家電のコールセンターでクレーム受付係の仕事をするOL。クレーム客の電話応対をこなす一方で、会社の上司健二と同じ職場で体の関係(不倫)を持つ。ひかりの住むマンションで健二とからの関係に溺れる暮らしをしていた。  ある朝彼女が出社する前、ふと部屋の窓ガラスに目をやると、窓の外側にべっとりと人の手垢の跡があることを発見する。ストーカー被害に合っていることに気づいた彼女日常生活には、不穏な空気が立ち込み始める。 コールセンターの仕事もはハードなもの。お客からの理不尽なクレームの電話は日常茶飯事。若手受付係のクレーム処理をするのも彼女の仕事で、面倒ごとな仕事を請け負うことはひかりの役目だった。中でも特に悪質な中年女性の顧客である宮脇沙世の電話応対は熾烈そのもの。質の悪い大阪のおばさんを思い起こさせる彼女の口調は女とは思えないほど荒々しく聞く耳に堪えない。 と罵詈雑言を容赦なく投げつけてくることもしばしば。人権侵害な言葉を使うことも当たり前というスタンス。 職場ではクレームの嵐。家に帰るとストーカー被害。不倫相手である健二との関係にも疲れていた彼女はある日、自分の住むマンションの隣人の表札に「宮脇沙世」の名前が書かれていることを目にする。  誰しも表の顔と裏の素顔は持っているもの。それは宮脇沙世にもある。 ただ違う点が1つあるとすれば、彼女は恐ろしく狂気に満ちているということ。 表向きは善良そうな振る舞いを見せ、ご近所付き合いが好きな小太りで中年のおばさん。裏ではコールセンターに嫌がらせの電話をかける常習悪質クレーマー。 優しく笑顔で「あんた最近大丈夫?元気ないわよ?」とひかりに声をかけてくれる隣人・宮脇沙世。「お互い一人暮らしなんだし、何かあったら声かけあいましょうね(笑)」と人間味のある隣のおばさん。 しかし一見いい人に見えるこのおばさんこそ、仕事でひかりを苦しめている張本人。電話口で聞きなれたその声からひかるは確信。この優しそうなおばさんこそ、陰湿なクレーム電話をかけてくる宮脇に間違いない・・・と。 ・・・そして何と驚くべきことに窓の手垢の犯人も隣人の宮脇沙世であったことが発覚。  またある日の宮脇からの嫌がらせのクレーム応対のとき。過剰なクレームの嵐に我慢の限界を超えたひかるは「ひとりぼっちで寂しいから、私どものダイヤルにかけてるだけなんじゃないですか?」と反論をする。 この反論に対して宮脇沙世はと衝撃の言葉を言い残し電話を切る。 この言葉の示す意味。つまり、健二と自分のマンションで性行為をしているところを宮脇に見られていたということ。 ひかりの部屋の窓の外に付いていた手垢・・・。隣のおばさん・宮脇沙世のものだったことがこの電話で発覚。  隣人の宮脇がクレーム電話の主であることは見破っていたひかり。この電話のやり取りで、夜の営みの覗きをしている犯人が同一人物であったことも確信。 宮脇がコールセンターの宮脇=隣人のひかりと同一人物であると見破っていたかまでは分からないけど、可能性は高い。  さらにこのひかりの不幸に追い打ちをかけるように「バレそう。金曜日は無理だな。」と健二からメールが送られてくる。 最愛の彼と思っていた男に遊ばれていただけなのだと知るひかり。 仕事でもプライベートでも光を失ってしまったひかりは精神的に堕ちてしまう。 (以下ネタバレ) コールセンターの主任を務める健二は、同職場ひかりと不倫関係。毎週金曜日にひかりのマンションで肉体関係を持っていた。 夫の浮気を怪しむ真貴子は毎朝のように夫に対して「浮気したら殺すから」と忠告をする恐妻。   ある朝、コールセンタ―主任を務める健二の妻・真貴子の元に1本の電話がかかってくる。かけてきた相手は、保険の電話セールスを匂わせる奇妙な女性。「セールスはいらない」という真貴子に対して、電話の主の女性はこう答える。「いえいえ、セールスではないですよ。奥様のライフスタイルカウンセリングのご提案です。」と電話応対に慣れた口調で淡々と語る。 1歩も引く気配を見せないセールスマンを思わせる電話の女性。電話を切るに切れない真貴子。流されるままに話を聞く。 するとスピーカーから驚くべき言葉が発せられる。「月曜日の夕方まで勤務後、あなたのご主人様は亡くなられるということでよろしいでしょうか?」 自分の夫の死亡希望するかしないかのオプション(選択)をかけられた真貴子。 「ご主人様は生命保険に加入されていますよね?1億円の・・・。」「奥様にとっても悪い提案ではないのではないでしょうか?(健二が死ぬことは)」「いつも朝ご主人に言ってるじゃありませんか。」 浮気したら殺す・・と。 つまりこの電話の女性が言わんとしていることはということ。 保険金1億という言葉を聞いた真貴子は、先ほどまでの電話を拒んでいた姿勢を一変。「お願いします・・・。」(夫の殺害を)と言い、電話の取引は終了。   この電話の女性の正体はひかり。自分の住むマンションの隣人女性からの悪質なクレームと愛していた男性からの裏切りにより、心を闇に落としてしまったひかり。彼女はこの電話の後、殺人を犯すという一線を超える。 会社を休んでいるひかりから、自宅マンションに呼び出された健二。部屋の様子の異常事態に驚いた健二。物はあちこちに散乱し、誰かが暴れまわった後のように荒れ果て、人の気配はゼロ。ゆっくりとバスルームの中を覗いてみると、血まみれの浴槽の中に、宮脇の無残な死体があった。 慌てふためく健二の後ろから、すーっと現れたひかり。ひかりは真っ赤な返り血をあびており、目は健二の方を向きながらも虚無を見つめている様子。 「どうしたらいい・・・?ねぇ、教えて・・・。」と何かに憑りつかれたように質問をしながら、健二にフラフラと近づく。 そしてそのまま真貴子への電話の予告通り、不倫相手健二に死を与える。 その後生きる気力をなくしてしまったのか、ひかりは涙を流しながら自宅マンションの屋上に上り、飛び降り自殺をする。   ・・・真貴子は夫が死んだというのに、上機嫌な様子で部屋の窓を開ける。1億円近い入金(生命保険)がされた通帳の残高を見て、幸せそうな笑みを浮かべる。 2007年にフジテレビで深夜に放送されていたテレビドラマを映画化したもの。劇場公開がされたのは2012年。幽霊やゾンビなど非科学的なものは登場せず、人間のうちに秘めた狂気や恐ろしさにスポット当てて描くオムニバス形式のホラー。 オムニバスとは短編構成という意味で、同じ内容を2時間ぶっ通しで放映するのではなく、10分前後の短い短編を集めて映画化したものです。 『トリハダ劇場版』も1本の作品を6話から構成されており、コールセンター勤務のひかりの話を主軸に、交互に違う登場人物を主役にした話を展開していく流れです。(全体的に女性を怖く描いた話が多い) 「 この映画の感想を一言で表すとすれば、女は怖いということです。このヒロインの女性可愛いなーと思って観てたら、ラストに鬼のような姿を晒したりと、とにかくギャップがすごい。ヘタなB級ホラー映画を観るよりも、よっぽどゾッとする内容です。 ゾンビやオカルト系に飽きてしまった人は観てみるといい刺激になると思います。「昼はコンビニ店員。夜はブロガー。ホラー映画レビューブログを運営中。朝起きて仕事をして眠るという単調な毎日に飽き飽きしていたところ、ある日突然ホラー映画にハマってしまう。家に帰っては何かに憑りつかれたように映画を観てはブログを書く生活に突入。©Copyright2020