地下鉄飛車戦法の定跡と攻め方の紹介. また、第1-6図~第1-8図の後手のように先手の振り飛車の例としては、第2-1図は四間飛車対第2-3図から2-4図は1984年の第42期名人挑戦者決定リーグ戦の先手大山康晴対後手淡路仁茂戦。後手居飛車が△6四銀右戦法から▲4五歩ポンを誘って角交換した局面。角交換後の居飛車側陣形は比較的左端が弱くなるので、図のように地下鉄飛車にして端を狙う指し方は多い。この後先手は2-3図から▲1五歩△同歩▲6六銀△8六飛▲1三歩△同香▲6八角△8八飛成▲1三角成△同桂▲1四歩△3一玉▲1三歩成△4二玉▲4六桂、と進む。 一段目の駒を移動させ、飛車を8一に引いて1一まで横にすべらせて移動してきたところです。まるで、駒の地下を走って移動しているように見えませんか? このように、地下鉄のように飛車が移動することから、「地下鉄飛車」と呼ばれます。 この地下鉄飛車は、中飛車対策の優秀な戦法です。 相手の攻めを封じ、自分は歩交換をして多彩な攻めが狙えます。 新・地下鉄飛車の組み方 組み方のポイント 2二角成まで 奇襲戦法にほぼ近い地下鉄飛車戦法について紹介します。 地下鉄飛車は、簡単にいってしまえば、端を総攻撃する戦法です。 四間飛車穴熊対地下鉄飛車の定跡研究第5回は、対抗策である「早めの▲4六銀から▲3五歩」に対して2番目の対策、これは鈴木八段の昔の実戦で現れた仕掛けです。強引に1歩を手にして端攻めを敢行するという仕掛けで、なかなかやっかいに見えますね。5三の角の利きが減った分を歩で補うという発想です。この仕掛けの前に▽6四角が入ればかなり怖いですが、まあ▲同飛▽同歩▲6六角打で大丈夫かな。ちなみに上図の形で見逃せないのは、後手が香を手持ちにすると▽6四香!で飛車が殺されてしまうという点。その為の▽7五歩▲同歩の突き捨てですね。突き捨てが無いと▲8五飛がありますからね。また▽7六銀の隙も生じていますね。 それでは実戦の進行を見ていきます。まずは▲1七同桂。香は渡せないのでこの一手。以下は▽1六香に▲1三歩!▽同飛▲1四歩▽同飛▲2六桂。飛車を吊り上げて反撃含みに受けていますね。さらに以下、▽1二飛▲1三歩▽同飛に▲2二角成!▽同玉▲1四銀で下図。これは完全に端攻めを受け止めた形で先手勝勢になっていますね。しかし気になるのは先程の局面、飛車を吊り上げて▲2六桂と打った局面で▽1二飛ではなく▽1五飛ならどうなるのか?おそらくこの順がダメだと読んだから▽1二飛だったとは思うのですが、気になりますね。というわけでこの局面、けっこう端が怖い形です。まず▲2五桂には▽1八香成で詰みなので桂馬は動けず。放っておくと▽1七桂成から殺到され、以下▲同香▽同香成▲同銀▽同飛成▲1八歩▽2七龍とか進むと、受け切れてはいそうですけどかなり嫌な感じです。なのでここはしっかりと受けたい感じなので、ひと目は▲2二角成▽同玉▲3四桂▽3一玉▲2六銀、ですかね。しかしこの局面、香を渡すと飛車が詰み+角を渡したので持駒がない状況で▽9二角のラインが怖いですね。例えば▽3八歩とされると、▲同金は▽9二角で1発アウト。しかしこの歩が入るのは嫌な感じです。仮に▽3八歩▲2九金▽1七香成▲1五銀▽1八成香▲同玉▽6四香と進むと下図。いやな形ではありますが、まあ飛車を取られて▽1六飛も、▲1七歩くらいで勝ちではありますね。その前に▲1一飛が先手で入り、▽2一桂▲2二香▽4一玉までは一本道ですが、ここで2一飛成だと▽3一角は強要できますが重い感じですね。しかし▲2一香成に▽5一金と引かれると長引きそうです。まあでも先手勝勢は間違いないですね。というわけで②▽7五歩▲同歩▽6五桂▲同飛から▽1六歩▲同歩▽1七歩の仕掛けは、怖そうに見えるけど受け切れてますね。しかし飛車は取られてしまいそうなので、そのあたりは要注意ですね。次回は地下鉄飛車対策の「▲4六銀から▲3五歩」に対して、▽3五同歩としてきた場合の変化を検討していきます。まあ一番普通の指し手ではありますね。それではまた!H-I四間飛車穴熊党に転身した元居飛車党。ご質問やお問い合わせはメールにて> 飛車を1段目に引いた状態を下段飛車と呼び、そこから端の香車を上げると地下鉄トンネルが開通したとみなされる。9筋に飛車を転換すると地下鉄飛車となる 。 1筋から9筋まで動く飛車を地下鉄に見立てて名づけられた 。. 奇襲戦法にほぼ近い地下鉄飛車戦法について紹介します。地下鉄飛車は、簡単にいってしまえば、端を総攻撃する戦法です。美濃囲いや穴熊で弱い所といえば端があげられると思います。その端を一気に攻め潰すことで、そのまま勝ってしまおうというのが地下鉄飛車 一例として端の香車を上げ、1九もしくは9九に飛車を転換して端攻めを狙う飛車を1段目に引いた状態を下段飛車にした地下鉄飛車は主にただし、1段目の駒をすべて2段目に移動しなければならないため守備力に優れていても手数がかかり形も制限され、あまり用いられる戦法ではない潜り込みをスムーズにするために、飛車落ちの下手6筋位取り戦法を応用した指し方が第1-1図~第1-5図である。その後の展開は第1-3図~第1-5図のように、飛車を8、9筋に展開して反撃する。この場合飛車を居飛車2九から潜り込むのではなく、右四間飛車にして4筋から潜り込む。

前回のコラムでは、「地下鉄飛車」をご紹介しました。今回は、組む際の注意点と発展形を見ていきましょう。それでは、地下鉄飛車に組むまでの手順の復習です。初手から、▲7六歩、▲2六歩、▲4八銀、▲5六歩、▲6八玉、▲7八玉、▲5八金右、▲9六歩、▲9五歩、▲2五歩、▲6六角、▲7七桂、▲8八銀、▲6八金上、▲3六歩、▲3七桂▲2九飛、▲9八香、▲9九飛(第1図)。【第1図は▲9九飛まで … 2017/8/14 地下鉄飛車. 第1-2図からの展開は第1-3図のような美濃囲いには9筋からの仕掛けと、第1-4図のような銀冠には8筋からの仕掛けとある。第1-5図は石田流で、後手から△3六歩▲同歩△4六角▲3七金△同角成り▲同桂△3六飛▲3八歩△2六歩となるので、△3六歩にまた▲3九飛と右辺に戻り、▲3七金などの反撃をみるような展開もみられる。 四間飛車穴熊対地下鉄飛車の定跡研究第5回は、対抗策である「早めの 4六銀から 3五歩」に対して2番目の対策、② 7五歩 同歩 6五桂 同飛から 1六歩 同歩 1七歩の仕掛けを検討していきたいと思います。 これは鈴木八段の昔の実戦で現れた仕掛けです。