© 2020 感想ライブラリー. 湊かなえのデビュー作品であり、小説でも大ベストセラーとなった。 「告白」は、章ごとに登場人物の独白や日記を通して語られる。小説は未読なのだが、一人の人間のセリフ調で場面をつなげていく湊かなえの得意技だ。 「告白」 のあらすじを起承転結で短く簡潔に解説!ストーリーのネタバレ注意!→中学1年生3学期の終業式の日、担任である森口裕子は教師を辞めると発表する。原因は、生徒たちにも分かりきったものであった。森口の娘・愛美が中学校のプールで溺死するという事故が起きていたのである。 湊かなえの告白で読書感想文を書くのですが、書き出しを誰か聞いてください。 更新日時:2017/07/16 回答数:1 閲覧数:1; 読書感想文で 、湊かなえさんの 告白という作品を書いているのです … 映画『告白』のネタバレあらすじ結末と感想。告白の紹介:2010年日本映画。湊かなえの同名ベストセラー小説を映画化したものです。愛娘を自分のクラスの生徒に殺された女性中学教師が、生徒たちを相手にその真相を告白、追究し、復讐するというミステリー学園映画です。 湊かなえさんの告白。とにかく読んで衝撃的だった。この本は本屋さん大賞を受賞した本である。芥川賞、直木賞など本に関しては色々な賞が設けられているが、私が一番信頼しているのが本屋さん大賞を受賞した本である。 All rights reserved. Copyright © 松たか子主演の映画「告白」は、湊かなえのベストセラー小説を映画化した作品である。簡単にあらすじを紹介すると、この物語の主人公が松たか子演じる、シングルマザーの教師、森口 悠子だ。映画はある中学校の終業式後のホームルームから始まる。 [スポンサーリンク]湊かなえ作品の中でもイヤミス本作は湊かなえデビュー作にして代表作となったことでも知られ、2010年に主演・松たか子で映画化もされています。S中学校に赴任する1年B組担任・森口悠子の娘・愛美の死に起因した、5人の「告白」。本作は、登場人物の“独白”を一人称の視点で描写し、全6章(第1章と第6章は同一人物)で構成しています。一人称の独白は叙述トリックで使われるケースもありますが、本作では主観と客観のギャップを描写しています。やや独善的に語られる独白は、数あるイヤミス作品の中でも、湊かなえならではのあと味の悪さです。ほかの湊作品でもいえることですが、心に何かが刺さるような読後感を覚えます。[スポンサーリンク]娘の死について宣告(告白)する森口悠子の復讐劇は、並の神経の少年であれば立ち直れないぐらいの衝撃でしょう。そこに面白さを見出せれば、本作は受け入れられるのではないでしょうか。逆に何も感じないのであれば、嗜好が違うということで片付けてしまうしかありません。[スポンサーリンク]その陰謀が引き金になって、徐々に壊れていく大切なもの──。一人称で語られる独白によって、崩壊していく様が告白者視点で描かれています。個人的にはいくつか釈然としない箇所はありますが、ラストのシーンなどは“物理的な事象がクリアできればリアル、できなければフェイク”という解釈でもいいのかなと不承不承消化しました。written by [スポンサーリンク] 第一章での牛乳ホームルームの内容が衝撃的で、どんどん読みすすめてしまった。牛乳にHIV患者の血液を混入して感染するのかがとても疑問だったが、結局その行為は未然に防がれていたらしく不問に帰された。 というか口内粘膜も感染経路になるとはいえ、ヒトの体から離れて牛乳に混ぜられたHIVウイルスは感染力をなくしているので、感染しないと思う。しかし、この牛乳を飲んだのは中学一年生。HIVがどのように感染するのか、どのような病気なのかについての知識が足りない。 無知な中学生らしさを描写するにはうってつけの方法だったと思う。また、美月の「私はもう一人のルナ」発言も、まさに中学生!中二病!だと思った。 (30代女性) 湊かなえさんの告白。とにかく読んで衝撃的だった。この本は本屋さん大賞を受賞した本である。芥川賞、直木賞など本に関しては色々な賞が設けられているが、私が一番信頼しているのが本屋さん大賞を受賞した本である。まず受賞作には外れがないのである。 それどころか本が大好きな書店の店員さんが選ぶだけあってかなりインパクトの強い作品が多いのも特徴である。そしてこの告白という作品は湊かなえさんのデビュー作というから驚きである。ビギナーズラックかと思いきや彼女は次々と衝撃的な作品を生み出しているのでこれは実力でとった賞であることに間違いない。 「告白」は主人公の女性教師の子どもが何者かに殺害されるという事件の謎解きがストーリーの軸になっている。女性特有のだらだらとしゃべる感じをそのまま文章にした、今まで読んだことのない文体にまず面食らうというか驚いた。最初は読みにくい文だと思っていたが、なぜか読んでいてくせになる文体なのだ。 そして内容が衝撃的すぎて一気に読み進めてしまう小説である。いったいどんな思考回路でこの小説の案を考えたのだろうか?その小説の書き方もかなり独特で、一つの事件を時系列に客観的に見るということではなく、関わる人の目線ごとで章が構成されていているのである。 その各章に登場するキャラクターの個性も強くてそれぞれの世界観に引き込まれてしまう。キャラクターの個性が強い割には「あーこういう、うざい先生いるよな」とか意外に自分の近くにいるような人物像だったりするから余計に面白いし、そこがこの小説の怖さだったりもする。 そして最終章にはそれぞれの目線から見た事件が絡まりあって結末を迎えるというスタイルでラストの一文まで気を抜けない小説である。この湊かなえさんがデビューしてから、彼女の小説のスタイルで書く作家さんが増えたように思うのは私だけだろうか。読者だけではなく小説界にもかなりのインパクトを与えた湊かなえさんの「告白」何度読んでも楽しめる作品である。 (40代女性) 少年法。どんなにひどい事をしても更生する事を信じ子供は少年法に守られているのだ。近年、少年法も改正されているが、少年法の裏で涙を飲んでいる被害者も多くいる。告白は、被害者の復讐が軽快なテンポで描かれているである。 終業式で、自分の教え子の罪を暴く担任森口。あくまで冷静に独り言のように出来事を話していく。このホームルームの告白からどんどんのめり込み一気に読み終えた。この小説は、子供を殺された主人公が先生という立場と子供を亡くした被害者の立場の両方を持って話が進行していく。 淡々としたおのおのの独白により状況が明らかになっていくのである。子を持つ親の立場から読むと先生の本音にリアリティーがあり、先生という職業は、聖職者ではなく普通の人間なんだと思うと子供を預けるのが少し怖い。犯人修哉君(A君)直樹君(B君)を徐々に精神的に追い詰めていく様が、生徒の個人情報を知ることができる先生ならではである。 もともとサイコパスな修哉が担任により犯人と知らされクラスメイトにどんどんいじめられていく。そのシーンは、修哉にも、正義感をかざししかし結局いじめを楽しむクラスメイトにも感情移入できず、ただただ嫌なシーンだ。修哉がなぜサイコパスなのか、彼の生い立ちも丁寧に描かれていたが結局ガールフレンドまで簡単に殺め同情する気にもならない。 また、自分のした事と自分の死の恐怖を覚え不登校になり精神的に追い詰められた直樹は、最終的に母を殺す「警察に捕まりたかったから」直樹は浅はかで幼稚だが、普通にどこにでもいるタイプの子。どんな子も加害者になりうる描写は、違った意味でとても怖い。 事件そのものは、身近なものではなく自分とは関係ない物語なのに、なぜかリアリティーがあるのは、子供達のキャラクターが普通の子だからなのか。 最後のシーンは、どちらともとれる。担任森口は、修哉の作った爆弾を修哉の母のいる研究所で修哉により爆破させたのは、本当なのか。それとも精神的におびやかしただけなのか。その真相は読書が勝手に想像し、楽しめるようになっているのだ。私はおびやかしただけだと思える。 もともと夫も失い、子を失い正気では無くなっているのは確かだか、この担任森口先生は、そこまで身を滅ぼす事はしない人だと思うのだ。多分このあと、一度は、辞職したものの、しれっと別の中学で復職し、心に闇を抱いたまま教師を続けている様が目に浮かぶのだ。何の救いもないラストシーンは、後味が悪いのである。 (40代女性) メールアドレスを登録すると、新着メールが届きます。9人の購読者に加わりましょう 小説「告白」を読んだ感想・私見。イヤミスの書き手として知られる湊かなえの代表作。一人称で語られる告白に戦慄が走る。2010年、主演・松たか子で映画化。