現在、手紙文やビジネス文書で使われているお礼・感謝の言葉(フレーズ)には、以下のように形容詞の「 ありがたい 」と名詞の「 お礼 」・「 感謝 」・「 恐縮 」、以上 4種類の言葉のグループがあります。 (※ 俗語・流行語・幼児語などは除きます。 更新:2019.06.21ビジネスのシーンにおいて感謝の気持ちを伝える言葉には様々なものがあり、状況によって使い分けが必要です。ここでは感謝の気持ちを表す言葉9選にわたり紹介していきます。ビジネスにおいて良好なコミュニケーションを維持するにあたって役に立つ内容です。INDEXビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の1つ目は「誠にありがとうございます」です。この言葉は日常的にはスーパー等の放送で「本日はご来店いただき、誠にありがとうございます」というフレーズでよく聞かれますし、ビジネスのシーンにおいて丁寧にお礼を伝える表現としてよく使われる言い回しになります。ビジネスのシーンでは「先日の商談では事前のご調整誠にありがとうございます。おかげ様で商談を成功させることができました」といった形で使います。単に「ありがとうございます」と感謝を表すよりも、丁寧かつ深い感謝の念を相手に伝え、良好なコミュニケーションのきっかけとすることができます。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の2つ目は「感謝の言葉もございません」という表現です。この言葉は感謝を伝えたいが、その気持ちを表す言葉が思いつかないくらいに強い感謝の気持ちを持っているということを伝えることができる表現です。感謝の言葉がないのはそれを言葉で表せないからだという意味合いです。この言葉は「誠にありがとうございます」という言葉で感謝の気持ちを表すよりははるかに強い感謝の念を伝えることができます。しかし使う際に注意しなければならないのは、この言葉が強い感謝の気持ちを表すが故に大袈裟に聞こえてしまうことがある点です。そのため、状況を考えて使う必要があります。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の3つ目は「感謝の念に堪えません」という表現です。この言葉は感謝の気持ちが溢れ出てくるという状況を表している言葉です。また、この言い回しは非常にフォーマルな言い回しであり、堅苦しく聞こえる言い回しであるため使えるシーンは他の表現に比べて限られてきます。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の4つ目は「感謝の言葉しかありません」です。この表現は「感謝の言葉もございません」という言葉と逆に、感謝以外に何も言うことがないという言い回しです。強い感謝の気持ちを表す言葉であるため、本当に感謝しているような場面でのみ使いたい表現です。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の5つ目は「感謝の気持ちで一杯です」という表現です。この言い回しは他の言い回しに比べると比較的フォーマルな要素が弱い言葉ですが、ビジネスで使う分には問題ない丁寧さを持っています。こういった表現と使い分けられると、的確に感謝の言葉を使うことができます。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の6つ目は「心よりお礼申し上げます」という表現です。この表現はフォーマルな言い回しであり、なおかつ心から感謝しているということを相手にしっかりと伝えることができる表現です。会話を中心にビジネスでは積極的に使っていきたい言い回しです。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の7つ目は「深く感謝申し上げます」という表現です。この表現は大きな感謝を表す言い回しであり、他の感謝の表現を使った次の文では同じ表現が連蔵すると文章に締まりがなくなるので、このような表現もバリエーションとして持っておくと、締まりのある文章が実現します。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の8つ目は「厚く御礼申し上げます」という表現です。この表現はビジネスメールにおいてよく使われる言い回しです。普段、あまり交流がなく、ビジネスの相手として最大限丁寧な表現が必要な場合に選びたい言い回しでもあります。ビジネスで使える感謝の気持ちを伝える言葉の9つ目は「重ねてお礼申し上げます」という表現です。この表現は何か他に感謝を表すことがあり、それ以外のことについても感謝を伝えたい場合に使える言い回しになります。同じタイミングで2つ以上の物事に対しての感謝を伝える場合に便利な言い回しと言えます。ちなみに下記の関連記事では「重ねてお礼申し上げます」という言い回しについて詳しく紹介されていますので、この記事と併せて読むと感謝の気持ちを伝える言葉についての理解がより一層深まることでしょう。ビジネスにおいて感謝の気持ちをどう表現するかは非常に大切ですので、下記も是非チェックしておきましょう!RELATED ARTICLE「重ねてお礼申し上げます」ビジネスメールでの使い方&シーン別例文も感謝を表す言葉の使い方例文の1つ目は、ビジネスメールの場合を紹介します。ビジネスメールで感謝の言葉を表す場合には「日々親身にご指導をいただき、佐々木先生には感謝の言葉もございません」といった形で使います。堅苦しく、また大袈裟に感じる表現かもしれませんが、メールについてはフォーマルさや丁寧さ、あるいは感謝の度合いをオーバーにするくらいでちょうど良く感謝の気持ちが伝わることを認識しておきましょう!感謝を表す言葉の使い方例文の2つ目は、対面で感謝の気持ちを表す場合を紹介します。対面では「この度はご自身の危険を顧みず息子を助けていただき、感謝の言葉もありません」といった形で使います。深い感謝を伝えるならあえて「ありがとう」という言葉を使わず表現するようにしましょう。また「このような素晴らしいお品を頂戴し、誠にありがとうございます」といった形で、「ありがとう」という言葉を使うと対面でもお互い気張らずにコミュニケーションをとることができます。フォーマルな度合いを強めたいなら「ありがとう」以外の言葉を選択しましょう。感謝を表す言葉の使い方例文の3つ目は、大勢に対して感謝の気持ちを表す場合を紹介します。大勢に対しては「本日はご多忙の中私共の会社設立10周年記念パーティーにお集りいただき、厚く御礼申し上げます」といった形で使います。大勢に対してお礼や感謝を示す場合には、対面での言い回しの選択よりはビジネスメールでの言い回しの選択を意識し、出来る限り丁寧でフォーマルな言い回しを選択するようにしましょう。大勢を相手にする場合には様々な立場の人を相手にするので、丁寧過ぎるくらいの言い回しでちょうどよく、堅苦しくはならないでしょう。ビジネス以外でも使える感謝の気持ちを伝える言葉の1つ目は「本当にありがとう」です。丁寧にするなら「本当にありがとうございます」という言い方になります。ビジネスでも口頭で使うことがありますが、ビジネスメールではより丁寧な言い回しを選ぶ必要があるためどちらかと言えばカジュアルな場面で感謝を表す表現です。ビジネス以外でも使える感謝の気持ちを伝える言葉の2つ目は「いつも感謝しています」という表現です。この言葉は、その場での感謝だけでなく継続的な感謝の気持ちを表す際に使える表現です。付き合いの長い人に何気なく伝えると喜んでもらえる表現であると言えます。ビジネス以外でも使える感謝の気持ちを伝える言葉の3つ目は「あなたのおかげです」という表現です。「ありがとう」ではなく、このような表現を使うことで、相手の行動に対して特別感を出し、強い感謝を伝えるとともに、相手への敬意も同時に伝えることができます。ビジネス以外でも使える感謝の気持ちを伝える言葉の4つ目は「お礼を言いたいです」という表現です。この表現は「御礼申し上げます」というビジネスの表現を、カジュアルでライトにした言い回しです。ビジネスの場でない限りはこのような表現でも相手に対しては十分丁寧に伝わります。ちなみに下記の関連記事は感謝の気持ちの大切さをまとめた、ビジネスにおいても私生活をうまく進めていくためにもおすすめの内容が紹介されています。幸せな生活を手に入れるために、こちらもチェックしてみましょう!RELATED ARTICLE感謝する心の大切さ10個|幸せな気持ちで仕事をするには?伝える方法もビジネス以外でも使える感謝の気持ちを伝える言葉の5つ目は「言い尽くせない感謝」という表現です。「父には言い尽くせない感謝があります」といった形で使います。ビジネスでも使えますが、カジュアルな場面で使うと義理堅い印象を相手に与えることが出来る表現なので、「言い尽くせない感謝」は押さえておきましょう。日本語以外の感謝を表す言葉一覧の1つ目として、まずは英語表現のバリエーションを紹介します。英語で感謝の気持ちを表す場合にも「ありがとう」の他に「感謝しています」といった言い回しがあります。そのバリエーションについては下記リストの通りとなりますので、英語でどのように感謝を表すのか確認してみてください。日本語以外の感謝を表す言葉一覧の2つ目は色々な外国語でのありがとうの表現を紹介していきます。外国語のありがとうについては英語の「サンキュー」が最も有名ですが、他の言葉も初めて聞く言葉ではないものも多くあります。外国で感謝の言葉だけでもその国の言葉で言えたらコミュニケーションが円滑になることでしょう。感謝の言葉のバリエーションが広がればコミュニケーションが円滑になることでしょう。ここで紹介した感謝の言葉を今後のコミュニケーションを円滑にする材料にしてもらえたら嬉しいです。感謝の言葉に限らず、覚えた知識でビジネスに役立つことは覚えたら早速実践で使うようにしていくと早く自分のものになりますよ!Copyright 2020 BELCY All Rights Reserved.