「MUSICA (ムジカ) 2013年 10月号」 FACT. 日本の最新音楽情報を発信する音楽雑誌『musica』。アーティストへのインタヴューからディスクレヴュー、ライヴレポート、ツアーやレコーディングへの潜入密着記事など、独自の視点で新たな音楽メディア/シーンを創造します。毎月15日発売。 #FACT #エンタメ/ホビー #雑誌 #音楽/芸能 NEW STANDARD MUSIC JOURNALISM――より深く、より鋭く、音楽の未来を作るMUSICA (ムジカ)公式サイト ■約2年10ヵ月ぶりになります。草野正宗 (Vo)「2年10ヵ月?」田村明浩(B)「何が?」■アルバムが2年10ヵ月ぶりで、だから取材も2年10ヵ月ぶりです。ここ10年はずっと3年タームですけど、自分達の中で「3年の中で1枚は出そう」みたいなバイオリズムになってるんですか?草野「そうね(笑)。それが今んとこ落ち着く感覚になってる」三輪テツヤ(G)「そうだね。『これぐらいだったら無理なく作れるかな』っていうところかな。ツアーもやるからさ、ライヴはライヴで集中したいし作るものは作るほうで集中したいしってなると、このぐらいがちょうどいい。でもたとえば、ツアーの本数が少なくなれば――」草野「(アルバムのタームは)もっと短くなるかもしれないね。あと、アルバムっていう形態がこれから先意味をなさなくなったりした時に――」■2枚前のアルバム『とげまる』の時からそういう話はしてたよね。草野「そうそう。だからたとえば『今回は5曲リリースします』みたいな感じで小刻みに出すっていうふうになってもおかしくないなと思ってたんだけど、でも意外と根強いから、アルバムってなくならないのかもしれないなとも思ったり。そんなにこだわりは強くはないんですけど考えはしますよ、いろいろとね」■で、今回の作品は非常に元気がいい作品で。もの凄く元気がいいです。草野「あ、そんな気がする。みんなでも言ってたよね、今回は明るいって(笑)。全部の曲が揃ってから曲順決めようって時にツルッと14曲全部聴いた時に、なんか明るいかもって思って。それまでは気づかなかったんだけど、鹿野くんも言うし、やっぱりそうなんだね」■間違いないと思うよ。まずは、このアルバムに至る話を具体的に聞いていきましょう。この『醒めない』という作品についてそれぞれ今思うことからお願いします。三輪「ま、いつも一緒になっちゃうんだけど。最新アルバムが一番いいと思ってるし、今回もそういうアルバムができてよかったなって。でき上がったアルバムを聴くことが楽しいんだよね。チェックという意味もあるんだけど、凄い聴くんだよ。何回も何回も聴くの。で、それが苦にならない。もちろん自分のギターに関して『もうちょっとあそこはああしたほうがよかったな』っていう反省点は毎回残るんだけど、聴いていて凄く楽しい」田村「俺の場合は今回レコーディングに入る前に、レコーディングができることに対して嬉しいな、ラッキーだなっていう気持ちを持って臨もうと思ったんですよね。もう15枚目のアルバムなんだけど、これをルーティンとは思わずに、現状できることをすべてぶつけてみようって感じでね。自分ができることをすべてやり尽くして、今レコーディングができるっていう状況を当たり前のことと思わずに、バンドとして幸せな状況なんだなっていうことを忘れちゃいけないなって思った」■それはスピッツでいられること、そして新しい音楽を作れることに感謝したいという想いとイコールなの?田村「感謝っていうか、自分が元々やりたくてやってることなので。やりたくてやってることができるっていうのはラッキーじゃないですか。……でも、そういう感動を忘れがちなんだよね、長くやってると」﨑山龍男(Dr)「俺はやっぱり、スピッツで十分に演奏できる充実感、責任感を感じながら演奏に込めた曲達が集まったなって思ってて――」草野「ふふふふふ」■ん? なんで笑ってんの?草野「いや……なんか、みんな上手くまとめてんなって思って(笑)」三輪「うん、既に終わろうとしてるから」■いやいや、ここからかなり長く行くから! 﨑ちゃん続きを。﨑山「はい(笑)。でも今回、自分達のキャリアを感じつつ、他のバンドの人達と話したりしながら、今のスピッツの在り方を見つめたりしながら、思いっ切りできることをやるっていうことを心がけましたね。いろいろみんな思うこともあるんだなと思うと同時に、スピッツでいられることの喜びって、現実誰も他の人は味わえないわけで、そこに自分がいる不思議さもあるけど、それをドラムというものでちゃんと形にしないと、とは 今回思ってました」■素晴らしいメッセージをありがとうございます。マサムネくんは?草野「……『おじさんの等身大のアルバム』って感じですかね(笑)」全員「はははははははははははははは」草野「もうあんまりカッコつけなくていい感じになってきて。それは長くやってきたバンドっていうこともあるかもだし、歳食ったからっていうのもあるんだけど。急にじゃなくて、徐々にそうなってきた感じなんだけどね。30代くらいのほうがもうちょっと悪あがきというか、香水振ったりする感じがあったと思うんですよ。加齢臭を消そう、みたいな」■(笑)そうだろうね。あの頃のスピッツに加齢臭は危険だったし。草野「あはは、でもそういうのはちょっとなくなってきましたね。石鹸の匂いぐらいはしてるかもしれないけど(笑)、過剰に香水振ったりはしてなくて。自分達が持ってるものだけでいいものが作れるんじゃないかっていう。それがちゃんと形にできたかなって。で、その結果、かえって若く感じるアルバムになったかなと思う」(続きは編集部、編集長、社長のツイートをまとめ読み! 今日はどんなことをつぶやいているか…? 要チェック! ・雑誌バックナンバーは、限られた在庫から出庫するため、多少の傷、破れがあります。付録がない場合や期間限定のイベント、特典が無効になる場合もあります。 ... MUSICA ムジカ 2013年10月 スピッツ. musica(ムジカ) 2019年11月号 (2019年10月15日発売)、電子書籍(デジタル版)は税込み540円。今なら初回500円割引やレビュー500円割引もあります!また、定期購読なら割引あり! !このサイトは、日本のロック情報満載の月刊音楽雑誌『MUSICA』の公式ウェブサイトです。雑誌および電子書籍の販売をはじめ、ライブイベントやUSTREAM番組の情報などを発信していきます。なお、本サイトは株式会社FACTが所有・運営しております。本サイト上の文章、写真、映像などのコンテンツの著作権その他一切の権利はFACTに帰属します。これらのコンテンツを許可なく複製、転載、販売など不正使用することを固く禁じます。〒155-0031 NEW STANDARD MUSIC JOURNALISM――より深く、より鋭く、音楽の未来を作るMUSICA (ムジカ)公式サイト ■ニューアルバム、おめでとうございます。 全員「ありがとうございます!」 ■正直な話、スピッツのアルバムは生まれる度に最高傑作なので今更始まったことではないのですが、また新たな最高傑作が生まれました。 田村明浩(B)「スピッツの新曲をやるっていうこと自体が、音楽をやっていく上で最大の喜びだったりするんですよね。だからそういう意味で、また自分が新たな喜びを感じたスピッツの最新作は、鹿野くんが言う通り、やっぱり最高傑作なんだよね(笑)」 ■また新たなスピッツを作れて、そしてまた新たなスピッツでいられることの喜びというかね。 田村「そうそう。すべてを震災のことに直結するのは変な話だけど、実際震災の直後だと音楽をやっていいものかとかさ。俺、電気使うしさ……ほら、みんな(他のメンバー)はアコースティックでもできるじゃないですか(笑)」 ■ベースは逃げ道がないんだと。 田村「『何もできないじゃん俺』みたいな――そういうこと考えた時もあったんだけど。時を経て、ライヴやって、そしてこうやってアルバムを作ることができて、本当によかった。だからね、『俺ら、これしかないんです』っていうのが詰まったアルバムです、これは」 ■では次にテツヤ、お願いします。 三輪テツヤ(G)「まだね、頭がインタヴューモードになってないね、俺は。……じゃあ﨑山!」 ■ちょっと! 勝手に仕切んなよ。 田村「大丈夫、最後にいいこと言うってさ(笑)」 (続きは本誌をチェック!) 『MUSICA10月号 Vol.78』編集部、編集長、社長のツイートをまとめ読み! 今日はどんなことをつぶやいているか…? 要チェック! 2018/10/24 - MUSICA(ムジカ) » Blog Archive » スピッツ、2号連続企画・後編 草野マサムネによる『醒めない』全曲解説インタヴュー スピッツ3年ぶりのアルバム『小さな生き物』。 最高傑作を作り出したメンバーが語る。 パン屋にたとえると、みんな大量生産のパンを美味しいって食べてる。 その中で俺らは割と個人商店として手作りっぽく作ってるんだけど、 すべての音楽ファンへ―今最も熱い音楽誌. 折れ曲がりなどなく美品です。 BUMP OF CHICKEN スピッツ MAN WITH A MISSION KANA−BOON Galileo Galilei flumpool. !このサイトは、日本のロック情報満載の月刊音楽雑誌『MUSICA』の公式ウェブサイトです。雑誌および電子書籍の販売をはじめ、ライブイベントやUSTREAM番組の情報などを発信していきます。なお、本サイトは株式会社FACTが所有・運営しております。本サイト上の文章、写真、映像などのコンテンツの著作権その他一切の権利はFACTに帰属します。これらのコンテンツを許可なく複製、転載、販売など不正使用することを固く禁じます。〒155-0031