発表当時はヒッチコックの他の作品と同様、その女性蔑視のイデオロギーが批判されていた。徐々に評価を高め、近年ではヒッチコック作品の中でもトップクラスの傑作との評価を得ている。ヒッチコックはヒロインの女性像を、ノヴァクのような魅惑的なものではなく、清楚で健全な女性に求めていたようである。泳げない彼女をレストランでマデリンとスコティが初めて出会うシーンや、曲がりくねったサンフランシスコの道のりを写すカメラワークは評価が高い。 ?“父親”山田孝之の熱演が光る感動作 でも、母親たちからは賛否噴出!? 【公開】1958年(アメリカ)、2014年:デジタル・リマスター版日本公開【監督】アルフレッド・ヒッチコック【キャスト】ジェームズ・スチュワート、キム・ノバク、バーバラ・ベル・ゲデス、トム・ヘルモア、ヘンリー・ジョーンズ 、レイモンド・ベイリー、エレン・コービイ 、コンスタンティン・シャイン 、リー・パトリック 【作品概要】サスペンスの神様と呼ばれた、アルフレッド・ヒッチコックのフィルモグラフィの中でも、妖艶であり、芸術性も高い傑作いわれるミステリーサスペンス。原作 … 映画「めまい」を観ました!ヒッチコック監督の代表作でして、とにかくラストには驚かされました笑。何がおどろたかって、唐突すぎるからです。「え??これで終わり??」っていう驚きのラストなんですね。あと、この映画で使われているヒッチコックショットがすごいです。 1958年のヒッチコック監督の名作である。今から56年も前の作品だが今観ても充分楽しめる。ヒロインのキム・ノバァクが妖艶な女性を演じており、映画の成功は彼女の魅力によるところが大きい。 映画感想レビュー&考察サイト 『原作は「スコティ」ことジョン・ファーガソン刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまったショックで、尾行を続けていると彼女は突然海に飛び込み、投身自殺を図る。そこを救い出したスコティは初めて彼女と知り合うことになり、やがて二人は恋へと落ちていく。スコティは彼女を救おうと思い、マデリンが夢で見たスペイン風の村へ向かうが、マデリンはカルロッタの自殺した教会へと走っていく。スコティは追いかけるが、高所恐怖症によるめまいのために追いつくことが出来ず、マデリンは鐘楼の頂上から飛び降りてしまう。マデリンの転落は事故と処理され、エルスターは彼を慰めながら、自分はヨーロッパへ行くと告げる。 ジュディとスコティはいびつな愛を育もうとするが、ある時二人でデートに行く際、その愛は破綻を迎える。ジュディが首にかけたネックレスは、マデリンがカルロッタのものとして身に着けていたネックレスそのものだった。スコティに「マデリン」として会っていたのは、誰でもない彼女自身だった。高所恐怖症のスコティを利用して、エルスターの妻殺しという完全犯罪に加担していたのである。真相がはっきりと見えてしまったスコティはジュディを、マデリンが転落した教会へと連れて行き、彼女を問い詰める。高所恐怖症をも克服し、鐘楼の頂上でジュディに迫るスコティ。しかし、そのとき暗がりから突然現れた影におびえたジュディは、バランスを崩してマデリンと同じように転落する。絹を裂くような悲鳴。突然現れた影は、実はものものしい雰囲気を不審に感じて鐘楼に上がってきた修道女だった。十字を切り、転落した女の冥福を祈って鐘を鳴らす修道女。スコティは、呆然としてその鐘の音を聞いているばかりだった。 『めまい』(Vertigo)は、1958年に公開されたアルフレッド・ヒッチコック監督によるアメリカ映画。パラマウント映画製作。 テクニカラー、ビスタビジョン作品。 後に、他の多数のヒッチコック作品と共にユニヴァーサルに売却された。 日本公開は同年。 めまい(1958)の映画レビュー・感想・評価一覧。映画レビュー全30件。評価3.7。みんなの映画を見た感想・評価を投稿。 Copyright © 2020 Cinemarche 『めまい』(Vertigo)は、1958年に公開されたアルフレッド・ヒッチコック監督によるアメリカ映画。パラマウント映画製作。 テクニカラー、ビスタビジョン作品。 後に、他の多数のヒッチコック作品と共にユニヴァーサルに売却された。 日本公開は同年。 今日取り上げるのは、ヒッチコック監督の名作映画「めまい」です。1958年アメリカ映画。監督:アルフレッド・ヒッチコック。出演:ジャームズ・スチュアート、キム・ノヴァクほか。ヒッチコックが多彩な映像表現を駆使し、後の映画作家に多大な影響を与えた代表作。 スコティは、せっかく出会えたジュディをも失う第二のトラウマを抱えて、精神衰弱から次第に正気を失っていく。一方ジュデイは次第に彼を愛してしまっていた。ジュディはスコティの狂気じみた要望に素直に応え、洋服、髪型、なにもかもをマデリンと同じにし、死んだはずの「マデリン」へと次第に変貌していく(ヒッチコックはこれを「屍姦」と称している)。 その理由は?知ってた? 「バットマン」「ダークナイト」がまた見たくなる、意外な8つのトリビア映画.comが厳選した名作映画セレクション!見たい映画がすぐ見つかる「映画.com」アプリ123451234512345映画.com 公式アプリめまい(1958) - © eiga.com inc. All rights reserved. 劇場公開日 採点する採点するには全30件中、1~20件目を表示世界の映画史において“サスペンス映画の神様”もしくは“帝王”とも称されるアルフレッド・ヒッチコック監督のミステリーサスペンスです。物語が映像で語られる映画表現の面白さを堪能できる作品の一本でしょう。NHKのBS放送を録画して十数年ぶりに再鑑賞。キム・ノヴァクが美しく、独特なカメラワークが完全犯罪を計画したのは「金」。まず、屋根から落ちる、海から落ちる、教会から落ちる、どれもめまいのようにくらっとするシーンが多いと思いました。骨太な構成を感じる。今の時代はトリッキーなありとあらゆるサスペンスがあるから、さすがに新鮮に感じないが、落ち着いた物語運びに引き込まれる。ヒッチコックは変態です。私も変態です。ですからこの映画が大好きです。嫌がるジュディを無理やりマデリンに仕立てていく時のジェームズ・スチュワートの目はほとんど変態です。ヒッチコックはここでも映画=フェチズムであることを教えてくれています。有名な映画なので、前々からなんとなく話のあらすじは知っていたけど、それでもラスト30分ぐらいの印象が強く残った。そういう話だったのか。前半はミステリーホラーのような感覚、単調で少し長く感じるがキムノヴァクの妖艶さに魅了され彼女を覗き見ているドキドキ感を体感出来る。よく練られた プロットである”The Master of Suspense”のヒッチコック先生の一番の傑作とも言われる作品を今日は取り上げましょう!ヒッチコックはこの作品を失敗作と言っているがどこが失敗作なのか私が説明しよう。「めまい」字幕版 DVDで鑑賞。犯人追跡の最中に目の前で仲間の警察官が墜落死した様を目撃し、高所恐怖症となってしまった元刑事スコティ。 刑事を辞めた男が、尾行調査を頼まれて、対象である依頼主の妻を愛してしまう。しかし、その妻は飛び降り自殺をしてしまう。だまされたこんな話だったのか…唯一の足りなさは、ジュディの死で締めることから感じる。結構複雑な話をしていたのに対して、急なハプニングで終わるのは...久々の鑑賞。さすがに時代は感じるが、色褪せない名作。全30件中、1~20件目を表示ウィル・スミス、今度はハトになる ディズニー映画で、またやりたい放題! 床が落ちるような「めまいショット」は有名で、この作品以後、数え切れないほどの映画やCM、テレビドラマで引用されるようになった。ズームレンズを用い、ズームアウトしながらカメラを前方へ動かすことで、被写体のサイズが変わらずに広角になる。鐘楼のシーンでは、ミニチュアを作成して横倒しに置き、レールに置いたズームレンズ付きカメラを移動させて撮影している。被写体にレンズを向けたままカメラが被写体の周りを回る、陶酔感あふれる撮影法も印象的である。この撮影法は、後にタイトル映像の刻々と変化する光のパターンを製作したのは「この映画のフィルムは保存状態の悪さのため、非常に傷み色あせていた。これを危惧したジェームズ・C・カッツ、ロバート・A・ハリスらの手によってネガは2年かけて修復され、ヒッチコックは、造船所の前を通り過ぎる通行人としてカメオ出演した。 映画「めまい 」ネタバレあらすじとラストまでの結末・動画やみんなの感想を掲載。起承転結でわかりやすく徹底解説しています。めまい のストーリーの結末・感想や感想を含んでいるので、観ていない方はご注意ください。この映画のカテゴリーは サスペンス映画 です。 ヒッチコック監督と聞けば、往年の洋画ファンなら、サスペンス映画と答えるでしょう。しかし、まだテレビが白黒だった頃、アメリカで制作された「ヒッチコック劇場」というテレビシリーズが、日本の茶の間で人気となります。ですから、60代以上の人には、ヒッチコックの名が意外によく知られています。フジテレビの「世にも奇妙な物語」で、ストーリーテラーとして冒頭にタモリが登場するのは、「ヒッチコック劇場」のヒッチコックのパロディといえます。ヒッチコックは1940年代にアメリカに渡り、サスペンスやコメディなど、さまざまな名作を世に出します。同時にヒッチコックは、多くの俳優たちをトップスターに育てました。中でも、後にモナコ大公妃となったグレース・ケリーの知的で凛とした美しさは、他の女優を圧倒していました。「裏窓」や「ダイヤルMを廻せ」など、ヒッチコックサスペンスの1つのパターンであるブロンド美女の活動的なヒロインは、やはりグレース・ケリーがNo.1でしょう。そしてもう一人のブロンド美女が、「めまい」のキム・ノヴァクです。映画「めまい」のあらすじは、高所恐怖症をモチーフに、妻殺しを計画した犯人のアリバイ作りに利用される、元刑事の鬼気迫るサスペンス。殺される妻と、殺しの手助けをする妻とうり二つの女を、キム・ノヴァクが妖艶に演じています。ヒッチコックは、身長はそう高くないものの、でっぷりと太っている上、のっぺりとした大きな顔、鉤鼻と、分厚い受け口の唇で、なかなかインパクトがあります。近年のハリウッドで制作される自伝映画は、いかにヒッチコック本人に似ているかがヒットの分かれ目。ヒッチコックを演じる俳優が、本人のしぐさやくせを完璧にマスターするのは当然ですが、特殊メイクによって、ほぼヒッチコック本人になりきるパターンも多いようです。2012年に公開された映画「ヒッチコック」では、「羊たちの沈黙」でドクターハンニバルを演じた名優、アンソニー・ホプキンスが、特殊メイクでヒッチコックになりきっています。「ヒッチコック」は、1960年に公開されたヒッチコック最大のヒット作であり、問題作であった「サイコ」の、映画より面白い制作の舞台裏を描いています。そして、映画「ヒッチコック」のもうひとつのテーマが、ヒッチコック夫妻の一風変わった夫婦愛。一般にはあまり知られていませんが、ヒッチコックが多くの名作を世に出せたのは、妻アルマ・レヴィルの的確な助言があってこそだったそうです。映画を撮っては、ヒロインのブロンド美女に惚れ込んでしまうヒッチコックを、妻のアルマ・レヴィルは、陰ながらささえた賢婦人でした。映画では、実際の猟奇殺人事件、エド・ゲイン事件をモチーフにした「サイコ」が、いかに紆余曲折を経て制作されたかだけでなく、ヒッチコックとアルマの間に日常的に生じる、猜疑心や不安、怒りや恐れなど、夫婦の心理描写が、スリリングに描かれています。ちなみにアルマの役は、「クィーン」でエリザベス2世を演じた、イギリスの国民女優、ヘレン・ミレンでした。アンソニー・ホプキンスは、ヒッチコックだけでなく、ウォーターゲート事件で任期中に辞任した唯一の大統領を描いた「ニクソン」で、リチャード・ニクソンを。20世紀の天才画家の生涯を描いた「サバイビング・ピカソ」で、パプロ・ピカソ。変わったところでは、「世界最速のインディアン」で、バイクとスピードに魅せられたレーサーのバート・モンローを演じています。アンソニー・ホプキンスの、演技の幅やうまさには驚嘆するものがありますが、ヒッチコックの作品もまた、サスペンスの中にさまざまな趣向がみられます。例えば正統派サスペンスとしては、「レベッカ」や「ダイヤルMを廻せ」がありますが、サスペンスに少しロマンチックな要素を加えたのが、「北北西に進路を取れ」や「裏窓」。そして、まさに異常心理にせまったのが「眩暈」や「サイコ」などです。またサスペンスというよりは、現在におけるパニックムービーの走りともいえる「鳥」などの作品もあります。まさに手を替え、品を替えての職人ぶり。アルフレッド・ヒッチコックは、1940年代から1950年代にかけ、ハリウッド映画の頂点に君臨する監督でした。しかし、その特異なキャラクターと才能の陰には、最強最高のパートナーである、アルマ・レヴィル夫人の存在があったとは、映画界のリアルスリラーといえます。■このサイトについて《斜め上からこんにちは》は芸能人や有名人の方々への応援メッセージをお伝えしているブログです。少し斜め上からのコメントや感想をお楽しみいただければ幸いです。「斜め上からこんにちは」は株式会社イードが運営しています(Copyright ©