「ランペイジ巨獣大戦争」は1986年にアメリカでリリースされた、ミッドウェイゲームズのアーケードゲーム「RAMPAGE」をベースにした映画です。日本で巨獣のイメージと言えば、有名なのは「ゴジラ」だと思いますが、「ゴジラ」と違い、普通の動物が巨大化しただけなので現実感が味わえます。巨大化したゴリラ、ワニ、オオカミがシカゴの街で破壊活動を繰り広げますが、この巨獣を止めるため、動物学者と軍はどんな策をとるのでしょうか。そして、この映画の最大の見所は動物と人間との間に友情が芽生えます。人間と動物が人と人のように接し、コミュニケーションをとり、巨獣を倒していくところは感動的です。巨獣が暴れまわる迫力満点のパニックアクション映画「ランペイジ巨獣大戦争」のあらすじや感想を紹介します。スポンサーリンク目次エナジー社が保有する遺伝子研究の宇宙ステーションで実験用のラット(ネズミ)が巨大化し、暴走する事故が発生!乗組員は逃げようとしますが、本社の人間が病原菌の回収を強要します。なんとか病原菌を回収し脱出しますが、大気圏に突入した瞬間機体が破損してしまいます。病原菌が入った3つの容器は別々に落下!その1つはサンティエゴの動物保護区の施設に落下します。元特殊部隊員の霊長類学者のデイビスは、密猟者からゴリラのジョージを助け出しました。ジョージは世界で1頭しかいない白いゴリラです。サンティエゴの動物保護地区で働くデイビスとジョージは、強いきずなで結ばれた親友のような関係でした。そのおかげか、ジョージが人間を助ける場面が何度か見られます。動物保護区に就職した新人が見学に来ますが、そこでゴリラに襲われそうになりますが、そこへ助けに入ったのが、ジョージです。ジョージはジョークを言うのが大好きで、デイビスとは親友のような関係です。その夜ジョージが病原菌が入った容器を見つけ、感染してしまいます。翌日デイビスはジョージに異変があったことを知ります。ジョージは前日の倍ほどの大きさになっていて、一番狂暴なハイイロクマを殺してしまいました。施設がパニックになる中騒ぎを聞きつけたケイト博士が駆け付けます。ケイトは病原菌を作ったエナジー社の元社員で、病原菌を医療に使おうとしましたが、エナジー社は生物兵器としての使用を企て、反発したケイトは解雇されました。頑丈な檻に入れられたジョージは、さらに巨大化し気性が荒くなり、檻を破壊して保護区を飛び出します。そこへラッセル捜査官が率いる特殊チームがジョージを捕獲しました。残り2つの病原菌の回収のため、エナジー社は傭兵チームを雇いますが、病原菌に感染し巨大化したオオカミ、ラルフに襲撃され全滅!そこでエナジー社は巨大化した動物たちが反応する特殊な低周波を本社の屋上から放ち、巨獣を呼び寄せようとします。麻酔で眠らされていたジョージは低周波によって目を覚まし暴走!飛行機は墜落し、ジョージは姿を消します。一命を取り留めたデイビスとケイト、ラッセル捜査官はエナジー社があるシカゴへ向かいます。シカゴに到着するとジョージとラルフが暴れまわっており、さらに川から巨大なワニ、リジーが現れ巨獣3体がシカゴの街を破壊していきます。デイビスとケイトは巨大化した動物の鎮静剤を手に入れるためエナジー社に忍び込みます。3つの解毒剤を手に入れた2人ですが、エナジー社の社員に見つかってしまい、デイビスは撃たれました。エナジー社の社員はケイトを人質に取り、ヘリで脱出しようと屋上に向かいます。銃で撃たれたデイビスですが、急所を外していたため屋上に向かいケイトを救出!ケイトを救出したデイビスは、解毒剤を1つ持ち出したことに成功したことを知らされます。ケイトはエナジー社の社員のカバンの中に解毒剤を忍ばせ、屋上まで登ってきたジョージに突き付け、鎮静剤とともにその社員を飲み込ませました。鎮静剤が効くまでジョージは暴れまわってしまったためビルが倒壊してしまいますが、ケイトとデイビスはヘリコプターに乗って身を守り、地上に降りました。地上でジョージが普段の様子を取り戻したことを確認し、ジョージの救出に成功したことを喜びます。シカゴの街ではラルフとリジーが暴れまわっていました。そこへ軍が30分後に空爆を始めるという情報が入り、このままではジョージ、デイビス、ケイト、それにまだ避難できていないシカゴの市民が犠牲になってしまいます。そこでジョージとデイビスはラルフとリジーを倒すことを、ケイトは空爆を阻止することを決意!ジョージはまずオオカミのラルフを倒しますが、リジーとの乱闘で苦戦してしまいます。なんとかリジーを倒すことに成功しますが、大きなダメージを負ってしまったジョージは、デイビスに看取られながら息を引き取ります。ジョージが死んでしまったと思ったデイビスですが、ジョージは死んだふりをしていただけでした。ジョージが生きていたことに喜んだデイビスは、シカゴのがれきの山を二人で歩いていきます。スポンサーリンク映画「ランペイジ巨獣大乱闘」はその名の通り、巨獣が乱闘する映画ですが、動物と人間の友情を描いたドラマでもあります。この映画のテーマは「ゴリラとの友情」です。ゴリラのジョージを助けるために自分の命を懸けてしまうデイビスとジョージの間には、「動物への愛情」ではなく、「友情」を感じられます。ジョージは巨大化して理性をなくしていましたが、デイビスを襲うことはなく、殺されそうになったジョージをデイビスは何度も助けます。この映画ではジョージもデイビスもお互いが何度も助け合うところが見られ、人間と動物も分かり合える、協力することができると教えられました。ありそうでなかった同目線でのゴリラとの共演が大きな見所だと思います。シカゴの街を暴れまわるラルフとイジーを止めるための、デイビスの策やジョージの行動には驚かせられました。ジョージより大きいリジーとの戦いでは、ジョージが胸を貫かれてしまい、しばらく動けなくなってしまい、デイビスがリジーをおびき寄せジョージから遠ざけます。しかしがれきの山に追い詰められてしまい絶体絶命化と思いきや、ジョージが後ろからリジーの頭をパイプで突き刺します。なんとかリジーを倒しますが、ジョージが死んでしまいました。ここは泣かされましたが、そのあとジョージが生きていたことでさらに泣かされましたし、地の利を生かした策とジョージとデイビスのチームワークは見ていてすごいと思いました。迫力満点のパニックアクション映画「ランペイジ巨獣大乱闘」。元々はゲームでしたが、映画で見るとゲームでは感じることができない迫力があり、ゴリラと人間の友情という違った目線で見ることができます。そして巨獣たちによる大乱闘やジョージとデイビスのコンビネーションなど、見所がたくさんありました。最後の戦いではジョージが倒され、デイビスがどうやってリジーを倒すのかドキドキしました。まだ見てない人はぜひ見てみてください。スポンサーリンクMOVIESTORY(ムビスト)〜映画の感想レビュー・考察メディア〜 All Rights Reserved.